表紙が怪しすぎる「人たらしの流儀」

第1回ブックオフまとめ買いシリーズ第3弾!

人たらしの流儀
(著:佐藤 優 出版:PHP研究所)

黒い表紙に、怪しげな謎ポーズ。

明らかに善人とは思えない目つきと、よく読むと怖い帯の文章。

普通の本がこんな異様な空気を垂れ流しにしているはずがないと思い、つい買ってしまいました。

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あまりに具体的すぎる情報収集テクニック

この本はすごいです。

ビジネス書の多くは気になるタイトルにしておきながら、読み終えてみると何も解決していないじゃないか!と思わされるものがとてもたくさんある気がします。

そういった意味でこの本は痒いところに手が届いているのです。

というか具体的に書きすぎていて、使えるシーンが絞られすぎているといっても過言ではない。

この本は対人関係の中から情報を得るためのノウハウ本です。

ターゲットの情報を集めるためには、その付き人と親しくする。

そして、一緒にランチにいき親睦を深める。

そしてそのための方法や考え方を200ページに渡って書いている。

そんな本です。

これを読むと情報収集のためのランチの誘い方、ランチでのもてなし方、会話の仕方、お金の使い方、交渉の進め方、全ての作法が学べます。

そう、ランチの達人になれるのです。

逆にランチ以外の場合は自分で応用して考えましょうくらいの内容です。

それがインテリジェンスというものですと言わんばかりに。

正直僕には使うタイミングが来ない予感しかしないけども、結論この本はとても面白かったです。

中でも特に僕がとても共感というか納得した内容は

  • 4章の「天に宝を積む」という考え方
  • 11章の「小さな嘘で相手を見抜く」というテクニック
  • 15章の「テクネーとエピスメーテー」のトレーニング

という3つ。

ちょっとだけ紹介していきます。

「天に宝を積む」

天に宝を積むとは、自分で稼いだお金の一部を社会に還元すること。

炊き出しでも寄付でもなんでもいいけれども、経済的な合理性から離れたお金の使い方をすることによって、自分の発想が変わりお金が戻ってくるとのこと。

要は世の中ギブアンドテイク!まずはギブを社会に積むことによってお金が巡ってくるよ!と。

確かに、テクノロジーの進歩に反比例してお金の価値が下がっていくことを考えると、先に奉仕して信用を集めてセーフティネットを作るというのはとても共感できます。

やはりこれからはボランティアに力を入れていこう。笑

「小さな嘘で相手を見抜く」

これはなんだかずるいけどとても便利なテクニックです。

例えば小説や映画など共通の話題の中で、あえて固有名詞を間違えて話し、相手の反応を見る。

そして、相手が適当に相槌を打つか内容を指摘するかで、相手の性格を見抜くというものです。

こんなこと考えながら話してたら性格悪くなりそうな気もするけど、素直にすごいテクニック。

世の中で成功している人は、こういうずるさをうまく隠している賢いやつなんでしょうねー。

別の章では2回目のアポを取るときは相手から物を借りて、それを返すことに口実にアポを取ると書いてあったけど、ずる賢いテクニックはとてもためになります。

今までこんなこと考えたこともなかったけど、こういう風に考えることができる人もいるというのは常に頭に置いておかないといけませんね。

「テクネー」と「エピステーメー」

テクネーもエピステーメーも両方とも日本語に訳すと「知識」という意味です。

違いは、テクネーが身体で覚えるということでエピステーメーが読書などで知識を得ることを指します。

本書では自動車教習所がこの2つの知識を学ぶことができ、学科がエピステーメーで実習がテクネーです。

「人たらし」たるものこの2つの違いを理解することが大事ですが、対人関係においてテクネーを積み重ねるのはリスクが大きく、経験もあまり十分にすることができません。

なので対人関係に置いてのテクネーを習得するためには、小説やノンフィクションの本を読んで疑似体験をすることによって経験値を積んでいく。。。

僕は本を読むのが速い方ではないので小説なんかは時間がかかるから漫画の方がまだいいと思っていたのですが、小説も読んでいきたいと思えるような説得力でした!

まとめ

自分が今まで読んできた本と比べてもかなり具体的に考え方やテクニックが紹介されているこの本。

表紙は新宿西口の占い師並みに怪しいですが、実際に読んでみると著者の佐藤さんはきっといい人なんだろうなぁと思えるような人物でした。

怪しいテクニックは身につけているものの、かなり誠実な内容で序盤でも「正直でいること」がテーマになっていたりします。

どれだけテクノロジーが進化しても最終的にやり取りの相手は人間に行き着くと思うので、読んでおいて損はない本だと感じました!

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