物語を知ってもっとコーヒーを楽しむ|珈琲の世界史【書評】

珈琲の世界史 表紙グルメ

こんにちは、いっとくです!

コロナで在宅ワークが増えたことにより、コーヒーにハマる人が増えたらしいですね。

どれくらい増えたかはわかりませんが、きっとたくさん増えたことでしょう。

もちろん僕もしっかりミーハーなので、ちゃんとコーヒーにハマりました。

ハマりすぎてドリップ用の粉のコーヒーを買って、ガブガブ飲んでいました。それはもう驚くほどの量で1日1リットル弱くらい飲んでました。

カフェインで具合悪くなるタイプではないので気にせず飲んでいたのですが、冷静に考えてさすがに健康に影響を及ぼすんじゃないかと心配になったので、最近は徹底してカフェインレス攻めをしてしました。最初の1週間は頭痛に襲われました。

それくらいコーヒーにハマっています。

なんとなく大量に消費している人は大味でもOKみたいなイメージになりがちですが、ガブガブ飲んでいてもやっぱり美味しいほうが良いですよね?

ってことでこちらを読みました。

珈琲の世界史 表紙
珈琲の世界史
著:旦部 幸博 出版:講談社

…え?

……本?

ってことでなぜコーヒーを美味しく飲むために本を読むの?しかも歴史…!?って感じの人のために、まずは本書冒頭のこのメッセージを。

カップ一杯のコーヒーの中には、芳醇なロマンに満ちた「物語」の数々が溶け込んでいます。その液体を口にする時―意識するしないにかかわらず―私達は「物語」も同時に味わっているのです。

珈琲の世界史 冒頭より

そして我々人間は、その物語を知ることで実際に感じる美味しさが変わってくるという不思議な生き物なのです。(実際に実験して優位性が認められてるらしい)

人はいろんな錯覚を感じるように出来ているので、味が物語という情報に左右されるというのは普通にありそうですね。

そしてコーヒーの物語を紐解くためには歴史を紐解くのが良い!

ということでコーヒーの長い歴史を紐解いてくれているというのがこの「珈琲の世界史」という本なのです。

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「珈琲の世界史」で紐解かれていく歴史と数々のコーヒー用語

コーヒーの淹れ方や雑学の本はたくさんあれど、歴史の本となると意外と少ないのです。

そんな中本書は有史以前にあったであろうコーヒー(の起源の飲み物)から始まり、実際に普及し始めた中世ヨーロッパ、スターバックスやブルーボトルの台頭、日本独自のコーヒー文化の発展、カフェの起源などなど、かなりの情報量が詰まっています。

コーヒーが流通していく過程だけでなく、モカやサードウェーブ、豆の精製方法、コーヒーの種類などなど用語周りも歴史とセットで知ることができるのでめちゃくちゃ良いと思いました!

過去にコーヒーに関する本を読んだことがあったのですが、それとは違って歴史に紐付いているので情報量は多かったけど、頭に入ってきやすいな〜という感想です。

単純に知識欲を満たすための読み物としても面白いし、コーヒーに関する知識が一気に増えて、どんな歴史でこのコーヒーや用語が生まれたのかがわかるようになるので、美味しさだけじゃなく楽しむという視点でもコーヒーに触れ合えるようになったので良い読書体験でした。

ちなみにコーヒーはより美味しく感じるようになったのか?

さて、ではこれを知ることで僕は以前より美味しくコーヒーを飲めるようになったのでしょうか…??

結論から言うと、こだわりがないコーヒーを飲むときは変わりませんが、ある程度のコーヒーを飲むときは感じるようになった!

例えば今日ローソンのカフェインレスコーヒーを飲んだのですが、味が麦茶っぽすぎて全くこの本を読んだメリットを感じませんでした。多分缶コーヒーからも感じないと思います。

しかし、カフェとかに行って豆の種類が書いてあったり、どんな風に抽出しているのかという情報があると、歴史が後ろから顔を出して、前よりも満足感が高い気持ちで味わうことが出来ているような気がします!

プラシーボ効果なのかもしれませんが、もともと味は主観でしかないので全然問題ないですね。

そんなわけでコーヒーに興味がある人は読んでみると結構面白いと思います!知識欲も満たせます。

以上、いっとくでした!

皆さん良いコーヒーライフを!

あとついでにこの前買って本当にカフェインレスなのってくらい美味しかったやつ紹介しておきます!

特に酸味が少ない系の味が好きな人にはオススメです!

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