【書評】NFTの教科書|NFTのこれまでとこれからが割と専門的にわかる本

NFTの教科書 表紙ビジネス書

こんにちは、いっとくです。

NFT流行ってますねぇ〜。なんか騒がれているのは知っていましたが、きっとまたインフルエンサーの人が騒ぎ始めて、そこのフォロワーたちがよくわからないまま良いと言い始めて盛り上がり始めた技術みたいな認識でしたが、今回この本を読んで認識がだいぶ変わりました。

この技術は来ますわ。たぶん。

NFTの教科書 表紙
NFTの教科書 ビジネス・ブロックチェーン・法律・会計までデジタルデータが資産になる未来
著:天羽 健介、増田 雅史
出版:朝日新聞出版

この本は今話題のNFTがどんなものなのか、どんな分野で活用されているのか、NFTに関する法律面の話など、NFTの概要を把握することが出来る本です。

この本のすごいところは、NFTの各分野についてのスペシャリストがそれぞれのテーマについて書いているところだと思います。

NFTがあまりにも新しすぎて、一人の人間で全範囲をカバーすることができないということもあり、こんな構成になっているらしいですが、各章がその道の専門家が書いているため、非常に濃度の濃い情報になっていると思います。

正直これを読むまで、NFTといえばアートで活用されていて、よくわからん変な絵に恐ろしい高額な価値がついている怖い技術みたいな認識を持っていましたが、やっとなぜ騒がれているかがわかりました。

要は今まで所有権を示すことができなかったデジタル資産に対して、本物ですよという証明を載せることが出来るようになったため、コピー不可能なものとして希少性を主張できるようになったわけです。

これはアートとか、スポーツとかメタバース、ゲームなどなどのジャンルと親和性が高い技術です。

ただし、まだ法整備が追いついておらず、サービスの作り方によっては賭博という解釈をされる可能性があるので、法律面とかはかなり課題になってきそうですね。

そんなNFTがなぜ話題になったかや、これからどうなっていくかという部分も含めて網羅的に解説されています。

一旦NFTの全体像を知っておきたいという人にとってはかなりおすすめな内容だと思いました!

NFTで売買されているアートの価値に関しては一時的なバブルにも見えますが、今後かなり活用されるようになる技術なんだろうな〜という将来性は感じると思います!

以上、NFTの教科書の書評でした!

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