僕はプログラマのための数学をコードに活かせそうにない【書評】

プログラマの数学プログラミング

こんにちは、いっとくです!

最近機械学習のお勉強をしているのですが、高校生の時に文系という道を選んでしまったがために、数学の部分で詰まりまくるという腹立たしいことが起きてしまっているので、とりあえず数学を勉強したいのです。

というか過去に戻ってなんとなく簡単そうだからという理由で文系を選んだ自分をひっぱたいてやりたいですね。迷ったときは辛い方を選べと岡本太郎も言っていたでしょうがー!つって。

フェルマーの最終定理というノンフィクションの小説は読んだのですが、あれは別に理論的な部分は出てこないし、何ならフェルマーの最終定理を完全理解したところできっと機械学習には全然活用できないと思う。

そこで選んだ本がこちらです!

プログラマの数学
プログラマの数学 第2版
著:結城 浩 出版:SBクリエイティブ

読んでから気づいたのですが、別に機械学習のための数学という本ではありません。(一番最後にちょっとだけありますが)

でも目次を見ると、真偽値の話やド・モルガンの法則、再帰、指数などなど、ちょっとプログラミングに役に立ちそうなものがいくつか並んでいる様子。

特に再帰に関しては、プログラミング実務未経験の状態で転職活動をしていた時に、RubyかJavaでN番目のフィボナッチ数列を再帰で計算してみてくださいと言われたのですが、RubyもJavaも書き方知らないし、フィボナッチ数列とか再帰という言葉も初めて聞きましたよ、、、??みたいな感じで涙した記憶があったので、これはできないことができるようになる気がするぞ〜、、、成長や!!

ってことで読み始めようと思ったわけです。

読んでみた結論、あまりすぐさまプログラミングには活かせそうもない!!

読みやすかったし読み物としては面白かったのですが、これを読むことによってプログラムの考え方やコードの書き方に何か影響を与えたかと言われると、恐らく全く変わらなかったように思えます。

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数学を学ぶと言うよりも、数学に興味を持つための本

読んでみて率直に感じたのは、この本は数学を学んで知識として活かす本ではなく、とにかく今まで数学に対して苦手意識を持っていた人が、楽しく気軽に読むことでその楽しさ的な部分に気づき、そこから深い道に入ってもらおうというのが目的なのかもな〜ということです。

とにかく、どの章でも簡単っぽい雰囲気で数学がうまく機能し、クイズみたいな感じで難しそうな問題がスマートに解かれていくのですごくスッキリします。

そこがこの本の面白さなのかも!

一方で、それをプログラムにどうやって落とし込むのだろうかとそこまでよくわからなかったなーという感じです。とりあえず指数は人間が思っているよりも大きくなりすぎるので気をつけようとか、対数ってそんな感じだったかという復習にはなりました。

第二版から追記された巻末の機械学習に関する部分も、ゼロからはじめるディープラーニングでより細かく書いてあった内容を、小さくまとめたような内容になっているので、あまり機械学習の勉強にも役立つ内容とは言えませんでした。(というかこの辺は何冊もごつい本が出ているような部分なので、たしかに1コラム的な消化はほぼ不可能だとは思います)

ただ僕は数学ⅢCをやっていないので全く行列を知らなかったのですが、この本で始めて転置の意味を知りました。笑

知らないなら調べなさいよ!ポンポン出てくる言葉なんだから!って今なら思うのですが、それは知れてよかった。

そんな感じでさらっと楽しく読めるけどあまり実務に役立てられるような感じではないな〜というのが今回の感想でした。

逆にこんな人が読むのは意味ありそうというのがあって、今まで数学を完全に遠ざけていて、かつちょっとは知っておきたいな〜っていう興味を持っていて、かつ具体的に解決したい数学的な悩みがあるわけではないという人にとっては意味がある1冊かも知れません。

数学的な問題解決の楽しさとか、ハッとさせられる感じは結構快感があると思うんですよね〜

以上、いっとくでした!

さようなら!

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