セブでの登山が過酷すぎたからドMには割とオススメ|途中でココナッツサバイバルした

セブ

どうもこんにちは。いっとくです!

 

セブといえば常夏ですよね?

常夏といえば白い砂浜と透き通ったビーチですよね?

白い砂浜といえば、ギャルがビーチ沿いに並んでいるフラットな椅子みたいなやつに寝転んでココナッツウォーターかカクテルをサイドに構えてサングラスしてますよね!?

 

というわけで先日学校の先生・生徒含めて十数人で山に行って来ました。

 

日本ってマグマがドロドロしてるから過酷な山がたくさんあるイメージだったので、セブでの登山なんか余裕でしょって思っていました。

しかも前日に来た連絡だと、午前中に山登って午後は海に行くので持ち物は水と水着ですという、なんとも気楽な雰囲気が漂った連絡が来ていたので、確実に易しい山に登ると思っていた。

 

結論から言うと死ぬかと思った。

 

今回はそんな常夏の島セブであえて山登りをした時のお話。

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山登りからの海という最高のプラン

当初の予定では比較的涼しい午前中のうちに山登りを終わらせ、コールドスプリングで汗を流し、海でBBQというチルなプランでした。

 

ちなみにコールドスプリングっていうのはホットスプリング(温泉)の逆バージョン。

天然の冷たい温泉ということなので、意味的にはただの綺麗な池。

山登りでかいた汗を流すには、これ以上ないくらいナイスなスポットである。

 

そんなチルなプランを抱えて、朝5時から山へ向かうのであった。

 

今回登った山はKandungaw Peak(カンドゥンガウ・ピーク)!

日本人の記事がほとんど出てこないくらいマニアックな山。

オスメニアピークの方はかなり有名みたいですが、その近くのローカルな山がKandungaw Peak!

 

高尾山くらいの高さだけど知名度はネコブ山くらい低い。

 

標高的には900m弱だから余裕そうだし、何よりも持ち物が水と水着だけでオッケーということだからただのピクニック程度の感じなんじゃないの!?

日光で働いていた時は、標高1400m越えの恐ろしい山の中で生活していた僕です。(自力で登ったことはない!)

1000m以下の山なんてただの坂である。

 

セブの市街地からは車で3時間ぐらいの位置にあり、行きの車では睡眠不足もあってずっと爆睡。

気づいたらバンで既に少し登ってました。

 

あぁ!あれね!富士山登る時に5合目まで車で行く的なやつね!

 

まだ全然下の方ですが、既にテンション上がり気味!

だって生えてる木が南国なのですもの!

ジャングルじゃん…!

 

もうね、ゲームでしか見たことなかったようなジャングルが広がってるんですよ。

ドンキーコング64のステージ1を思い出しました

 

そこかしこにココナッツの木が生い茂ってます。

 

リアルドンキーコングの世界に少しだけ興奮を覚えながら、ここから先は車で行けないということなので登山開始です!

いくら登ってもゴールが見えない地獄

登山序盤は道もちゃんと整っていて、周りに民家とかもたくさんあります。

民家の周りでは子供達がキャッキャと遊びまわってたり、老婆がヤギの散歩をしていたりと発展途上国のカントリーサイドな雰囲気を楽しむことができます。

 

民家もドアなし窓なしの南国ならではの形状をしてます。

どう見てもドンキーコングが住んでる家。

きっとゲームとかでいい感じの世界観を作る人って、世界のこういう見慣れない土地に触れ合ってインスピレーションしてるかめちゃくちゃ妄想力がすごいかのどっちかだと思う。

 

民家の庭にはナチュラルにバナナが生えている。

フィリピン情緒が止まらない!

 

都市部とは違った異国感に、ずっとカメラ片手にパシャパシャ歩いていると、ついに民家ゾーンを抜けて山へ突入!

 

この時はまだ気づいていないがここからはただの地獄である。

 

ただひたすら細い道を登って行く我々。

日本の山と違って道が整っていないので、ドラクエのパーティみたいに一列に連なって登って行きます。

 

1時間ほど登って、体力的にしんどくなってきたので一度休憩を挟む。

あとどれくらいで着くのか知りたいところだが、現地民ガイドに英語が通じぬ。

 

遅れてやってきたフィリピン人の先生が聞いてくれ、半分くらいだということが判明。

半分なら行くしかないでしょ!ということで登山再開。しかしこの後、道がどんどん険しくなってくるのでした。(ちなみにこの時点で3分の1は脱落)

 

今までみたいな細いけど道という感じではなく、ギリギリ歩ける茂みの隙間を歩いて行く。

もう脇から死ぬほど植物がはみ出てきているので、手を切らないように気をつけながら歩いていきます。

 

さっきの休憩地点が本当に半分だったのか心配になるくらい長い道のりを登っていると、道がどんどん狭くなっていって、ついには崖のすぐ横を歩くという命がけの登山になってきました。

マジで怖い。

 

さらに進むこと1時間、、、

 

ついに水がなくなった。

1リットル持ってたけど道のり長いし気温暑いしでごくごく飲んでしまった!

 

正直ゴールがどこだかわからなかったので、この絶望感はハンパではありません!

 

水がない不安と戦っていると、急にひらけた土地に出ておもむろにガイドが、、、

木に登り始めた!

 

上でココナッツをもいではサルカニ合戦のサルのごとくボトボト下に落としてきます。

 

ナイフがなかったので落ちたココナッツを近くの岩で砕いて水分チャージ!

白く濁ったサラサラの液体がペットボトルに満たされていきます。これで死なぬ。

 

気になるココナッツウォーターの味ですが、ポカリスエット的なスポドリ味です。

事前に聞いていた情報だとただ甘いだけで美味しくないという噂でしたが、実際にフレッシュなやつを飲んでみると適度に甘くて酸味もあってめちゃくちゃうまい。

きっと体が水分を欲していたのもうまさの秘訣でしょうね。笑

 

この水からナタデココを作ると考えると、何かと自販機でナタデココ飲料を買ってしまうナタデココ・フェチの僕としてはたまらんです。

確かに味的にもナタデココになりそう!

 

ココナッツウォーターを飲み終えたあとのココナッツはさらにかち割って中身を食べれるそう。

 

ココナッツの殻を使った天然のスプーンでいただきます。

 

う、う、うめぇ〜…

きっとブッフェ的なところにあっても手を取ることはないだろうけど、酷使した体に甘さと油が染み渡ります。

 

これが自然を味わうってやつですか!

 

ガイドのサルカニさんが次々と割っていくので、次々とココナッツの果肉を食べていきます。

ありがとうサルカニさん。

 

とりあえず人生で一度はやってみたかった、ココナッツから直接ココナッツウォーターを飲むやつ達成!

 

体力も大幅に回復して、水分補給もできたところで山登り再開です!

 

ここからもずっと崖の横の細い道を登り続ける。

 

たまに茂みにいる牛。牧場以外でこの距離でいることそうないよね。

声も顔もうんこも全部でかい。

 

誰かの飼い牛なのか普通にロープで繋がれてます。

 

さらにはこんな謎のフルーツも!

ジャックフルーツってやつで、世界一デカくなるフルーツらしい。

ググってみるとわかるけどデカいものは大人の上半身くらいあります。笑

 

ここまでくるとだいぶゴールっぽい場所が見えてきました。

しかし、相変わらず細い道を進みます。

ドラクエでこういうシーンがあると思う。

 

そして、、、

 

ようやく頂上だー!

最高の眺めです。見渡す限り緑。その先に広がる青い海。

う〜ん、ここで一杯コーヒーでも飲みたいわ〜

 

 

しかし、衝撃の事実が僕らを襲う。

 

…どうやらここは頂上ではないらしい。

 

ここから一度谷底まで降りてまた登ったところにゴールがあるらしい。

 

ポッキィッン!

音はなっていないけど確実にわかる。全員の心がへし折れる音を感じた。

 

そして僕らは今いる位置を頂上だと認識して、帰路についたのでした。

帰ろう。お家へ。

フィリピンでの登山は過酷すぎるので行こうとしている人はしっかり準備しよう

フィリピンでの山登り。過酷すぎました。

 

なぜかガイドはビーチサンダルでヒョイヒョイ進んで行くのですが、僕ら日本人にあれはできねぇです。

 

フィリピンの山って標高は低くて傾斜は緩めなんですが、ゆるいせいで距離が尋常じゃないくらい長くなってます。

 

大量の水と靴、そしてタオルと着替えがないとすぐにおっ死にます。

 

あとこれだけは言いたい。

特に留学生。

 

セブに来たら山よりも海よりもプールが一番ええ。

気楽だし安い。

 

まぁでも野生のココナッツで生き延びるというワイルド体験はなかなかいいものでしたわ。

 

山登りに時間かかりすぎて、割と楽しみにしていたコールドスプリングはなくなり、海でも短時間で楽しもうとした結果、素足でウニ踏んで悶絶するという失態。

 

そんなこんなでまさかするとは思っていなかったセブでの登山体験でした〜

 

おさらば。

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