前回の記事:十二指腸潰瘍闘病日記その2|入院まで編
紹介状をもらった僕は職場の方にお願いし、別の病院まで運んでもらいました。
受付には先ほどの病院よりも重症そうな患者がたくさん溢れかえっています。
紹介状を受付に渡し、問診票を記入し、ひたすら待機。
ついに専門の外科の先生に診てもらう時がきました。
若い好青年という感じの先生。
なんだか詳しそうだ。オーラが出てます。
そして、さっきの病院では全くわからなかったのに、CTのスキャンデータを見ただけで十二指腸潰瘍をあっさりと見破り入院しましょうの一言。
すごい!凄腕!…え?入院?元気なのに?
先生「いいですか?」
こっちで判断していいの??
もちろん拒否できるわけもなく入院が決定。
しかも1週間の絶食つき!
ここ数日おかゆという極限まで質素な食べ物のみを口にしてきた僕にとって、何の心の準備もなしに絶食スタートは酷すぎる!
せめて、せめて最後に水だけでも…
先生「ダメです。」
いきなり入院生活スタート
その後、後ろから主治医と思われるこちらも若く人相の悪いお医者さん登場。
デスノートのLみたいな人だ。
こんな顔の人は犯罪者か天才のどちらかでしかないだろう。
そして医者であるということは間違いなく天才の方だ。多分自宅の部屋は壁も天井も全て真っ白でほぼ何もものを置いていない。天才みたいな部屋に住んでいるに違いない。
天才「それじゃ鼻から胃に管を通して胃の内容物を吸い出して圧力を下げますね。」
僕「え、常に胃カメラ突っ込んでる状態になるんですか?」
天才「そうです。あ、その前にインフルの検査しますね。」
まさかの追い討ち。
鼻の奥に細い棒を突っ込まれ涙目を浮かべる僕。
毎回思うけどインフルの検査ってあんなに奥まで突っ込む必要あるんですか?
そして突然の検査にしょんぼりしている僕の鼻に好青年先生が管を突っ込む。
明らかに肉の壁であろう部分にグリグリと管を押し付けられ一旦中断。
鼻をかんだらちょっと血が出ていたが、先生の名誉のためにそっとポケットへ。。。
なんとか貫通し、胃に管が繋がった状態での生活が始まりました。
慣れないうちは管がズレる度にゲロ吐きそうな嗚咽が出そうになったものの、少し経てば慣れます。人間すごいなぁ。
部屋に移動し、その日はひたすらモンストをして過ごしました。
うん、明日からは英語の勉強とかしっかりしようと誓います。
〜その4へ続く
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