どうも、いっとくです!
業務ではPHPばっかりやっているのですが、やっぱりそれだけだと視野が広がらないよねってことで多少触ったことがあるJavaScriptでも深堀りしてみようかってことで、年始にこんな本を買ってコツコツ読んでいました。
いやー、長い戦いでした。
700ページ超えということでとにかく読むのが大変でした。
写真で見るとなんかモノクロでスタイリッシュそうな本だなという感じですが、横から見るとほぼ広辞苑です。鈍器になりうる質量です。
やっぱり本は400ページ超えるとしんどいですわ。むしろよく上半期で読み切れたな。
ちなみに内容としてはこれがJavaScriptですか…奥が深いですね〜と思えるくらいには学びが多かったのですが、それと同時に色々と言いたいこともあるので、これから読もうとしている人の参考になればと思います!
ハンズオンJavaScriptの対象読者は初心者ではない
まずはこの本の良かったところ!
それは分厚さに見合った情報量!
とにかくそのページ数に見合った情報量です。
かなり言語仕様的な部分やマニアックそうな構文まで学習できるので、これをマスターできればかなり力がつくことは間違いない。
実際にChromeに入力して実行しながら試すことができるので、なんかすごい修行をこなしてめちゃくちゃ成長した感を感じます。
ただ僕は物申したいこともある。
それは裏表紙の文章。
JavaScriptの入門書。対象読者は、完全なプログラミング初心者からプログラミングの初級者です。また、中級以上の方のクライアントサイドJavaScriptの知識の更新にも利用できます。
ハンズオンJavaScript 裏表紙より
はっきり言わせてください…
これは間違いなく完全なプログラミング初心者が読むべき技術書ではないと思います。笑
もし僕が最初の1冊にこれを手にとって学習開始しようものなら、2章のデータを学ぶのところでリテラルとかプリミティブとか何だよー!!って言いながら挫折して、己のエンジニアとしての才能の無さに打ちひしがれて諦めるところでした。手に取ったのがエンジニアになってからで本当に良かった。
恐らく初学者のうちは本書で紹介されている各機能がアプリケーションの中でどう使うかの紐付けが難しいと思うので、単純な暗記ゲーになってしまい、覚える情報量多すぎて効率悪いかと思います。
初学者の方であれば、もっと薄くて内容を抽象化している技術書がたくさんあるので、そちらで概要を把握してから、アプリケーションを作ってみると言うのが良いかと思います。
その結果エンジニアになって実務経験積んだ後に読んで初めて吸収できる内容だと思います。
特にコレクションの章とかは中々の情報ラッシュで他でプログラミングやっていればなるほど〜って感じで理解できると思うのですが、ジェネレータ関数使ってイテラブルなオブジェクトを生成するところとかデザインパターン知らない初学者が読んでわかるのだろうか?と思いながら読んでいました。
他の言語でプログラミングをやっている人がJSを学ぶための本としては良い
さてここまで初心者に向いてないよということを口を酸っぱくして言ってきました。
ただ初学者に向いていないというだけであって、他の言語である程度プログラミングをやっていた人にとってはかなり良い本だと思いました。
正直僕自身プログラミングの勉強を始めたときだとES6の書き方は存在はしていましたが、今ほどしっかりと普及しきっていたわけでもなかったので、ES6系の書き方とかその他色々細かいJSの言語仕様に触れれることができたのは大きかったです。
正直DOMについての理解とかもあんまりちゃんと把握していなかったのですが、この本読んだおかげで実務でDOM操作する時に早速役立ちました。
他にもCanvasとかストレージとかService Worker使ってPWAを実装する部分とかも、もう少し深堀りしないと実用的なアプリケーションに組み込むのは難しいですが、概要を把握できてよかったなぁと思います。
ということで、プログラミング初学者をターゲットにしているという売り方の部分には物申したいですが、読んだ結果得られた知識に関してはかなり満足しているので、他の言語でプログラミングを学習してある程度の知識がある中級者がJSをしっかり学ぶという用途で使うのにはおすすめの1冊だと思います!
ちょっとボリューム多すぎて覚えきるのは無理だったので何回か読み直す必要はありあそう。
あとリファレンス的に手元に置いておいて、必要に応じて読んで見るという使い方をするのにもぴったりな本だと思いました。
以上、いっとくでした!
さようなら〜
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