【読書感想】ビオレタ|まぁ、なんとも…。

ビオレタ 表紙小説

こんにちは、いっとくです。

本屋が好きなので暇な休日は本屋に行って、クーラーの恩恵を感じながら今にも穴を開けそうな目線で本を吟味しています。

お気に入りの本屋は中野のブックファースト。

紙の本は紙でしか出版されていない本か、ブックオフとかで書いたかったやつが安くなっていたときしか買わなくなってしまいましたが、それでも実際にそこにものがあって興味換気してくれる本屋はありがたい存在です。。

そんな中、ブックファーストでこの本が大々的に取り上げられていたので、ついつい買ってしまいました。

これ自体は電子書籍で購入し、本屋ではいつもどおりオライリー本を買ったわけではありますが。

ビオレタ 表紙
ビオレタ
著:寺地はるな 出版:ポプラ文庫

小説です。最近は意図的に小説も読むようにしています。

ブックファーストのPOPでは「大事なもの忘れていませんか?」というような内容で打ち出されていました。

小さめの本棚まるごと使って売り出していたので思わず興味惹かれちゃいましたね〜。

内容は、婚約直前に破局して色々と荒んでいた主人公の妙が、菫さんという雑貨屋を経営している方と偶然出会い、そこで働くことになり、その周辺人物と関わっていく中で少しずつ自分の心に気づき、前向きになっていくというほんわかした感じのストーリーという感じです。

これと言って大事件も起きなければ予想外の展開があるわけでもなく、淡々と主人公がいろんな気づきを得ていくという、いわゆるほっこりする感じの小説となっています。

好き嫌いの話をすれば、少し読んでいて退屈に感じてしまいましたが、主人公が過去のモヤモヤの正体に気づく瞬間の感情を言語化できた瞬間や、普段は凛としている菫さんが重たいエピソードを抱え込んだ登場人物に見せる優しさとか、その辺りは読んでいて引き込まれました。

あと菫の読み方、「すみれ」じゃなくて「かおる」って何回も読み間違えましたなぁ。

主人公がじわじわと前向きになっていく心理描写がメインの小説なので、そういった感じの小説好きには刺さりそうな内容でしたね〜。

なんか紙で買っていたらぜひともブックカバーして優しく扱っていあげたい。そんな本でした。

以上、いっとくでした!さようなら!

コメント

タイトルとURLをコピーしました