先日ある友人からこんなメッセージが送られてきた。
”いろんな土地が世の中にあるけど
やっぱたくさん土地もってるやつ、強いし金持ってるよな
資金がないとそれができないけど
ネットだとできる。
ネット上でどんだけでかいメディア、プラットフォームつくるかだな、貧乏人はさ”
これがかなり自分の中に響いたので考えをまとめてみます。
インターネットはいわば土地みたいなもの
これに尽きます。
厳密にはインターネットというよりはドメインは土地みたいなものだなと思いました。
よくネットの仕組みを解説するときにドメインやURLはパソコンがアクセスするための住所みたいなものと表現されます。
しかし、今回はそういう仕組みの部分の話ではありません。
僕はもうかなり前から土地欲しいー!と思っていました。
だって、土地があればそれを貸すだけでもお金になるし、そこにお店を立てて商売をすることもできるじゃないですか。
商売が軌道に乗ればあとは浮いたお金で従業員を雇って、自分が働かずともお金を手に入れることができます。
軌道に乗らなかったら更地に戻して貸し出せばいいのです。
あくまで貸し手が見つかる前提ですが、ないより絶対あった方がいい。
生まれながらの地主ズルい!
でも日々の生活ですらかつかつな自分が、土地を購入するというのはかなり非現実的です。
しかし、よくよく考えてみるとドメインというのは無限の可能性を秘めた土地なんだと最近思い始めたのです。
むしろ土地よりポテンシャルが高い!
土地よりドメインの方がポテンシャルが高い理由
普通に考えたら土地の方が動かせるお金の規模が大きいのでポテンシャルが高いように感じると思います。
しかし、土地とドメインで比較したときに最も異なる点。
それは物理的な限界の大小と取得のハードルの低さです。
土地の限界その1「住所が固定」
当たり前の話ですが、土地というのは住所が決まっていて、区画整理で記号としての住所は変わっても物理的な場所は変わりません。
そのため、どうしても人通りなどの条件を変えることが難しくなります。
山奥の土地を持っていたところで、どれだけ頑張っても銀座の一等地と同じ価値を手にすることはできないのです。
それに比べてドメインはどうでしょうか。
ドメイン自体を変えることはできませんが、どれだけ人の目につくかを変えることができます。
ネットにおける住所というのは「Googleの検索順位」といっても過言ではないと思います。
いやいや俺Yahoo!使ってるしという方も、結局Yahoo!はGoogleの検索エンジンを使っているのでGoogleを使っていることと同じです。
そして、この検索順位というのは固定ではなく日々変動します。
良質なコンテンツが上位に来て、お粗末なコンテンツが下位に来るようになっています。
もちろんこの検索順位を上げるというのは簡単な話ではありませんが、自分が本当に誰にも負けないジャンルで人々に役立つコンテンツを配信し続けることができれば山奥の土地が銀座になることだってあるのです。
また、外国語ができるのであれば日本にいながら外国人向けに商売もできるでしょう。(その際の税制とか法律などの制限は知りませんが)
つまり自分の努力次第でいくらでも土地の価値を高めることができるのです。
逆に最初は必ず山奥なので、努力しないと山奥から一生出られませんが。。。
土地の限界その2「面積や土地利用の限界」
土地には面積の限界があります。
家一軒分しか立てることができない土地に遊園地は作れないでしょう。
もっと言えば、土地は場所によって用途が指定されているので、面積は十分あっても住宅しか立てられないような場合もあります。
しかし、ネットというのは面積的な限界が実質ありません。
ここでの面積というのはサーバーの容量になるでしょう。
もちろん限界がないわけではないですが、普通の人であればレンタルサーバーでも限界まで使い切ることは難しく、限界が来ても拡張可能です。
さらに、ドメインはオンラインショップしかできませんとか、ブログは禁止ですという使い方の制限もほとんどないので自由に自分のコンテンツを作ることができます。
土地だと住宅しか作れなかったり、お店も業種が制限されたりといろんな制限がありますね。
そして、ネットには商品数の限界もないわけです。
現実の店舗では品数にどうしても物理的な限界があるので、たくさん売れる商品を売らないと赤字になります。
しかし、インターネット上では商品数に限界はほぼありません。
それはつまり、現実では100種類の商品を毎日100個売ることで1万個分の売上をつくらないといけないところが、ネット上では1日1個しか売れない商品を1万種類揃えるという戦略でも同じ売上を作ることができるのです。
よくいうロングテール戦略ですね。
もちろん売るハードルは店舗より高いでしょうが、この考え方はネットで商売をするにあたってかなり肝になる部分じゃないかなと思っています。
ドメイン取得のハードルの低さは武器
そんな土地よりポテンシャルの高いドメインですが、取得のハードルが低い!
お名前.comみたいなサイトでポチポチしたら購入完了しますから。
値段もモノによっては100円切りますから。
この購入のハードルの低さは武器になります。
だって土地なら金銭的にも権利関係的にも新たに買い足すのしんどいでしょう!?
でもドメインなら何個でも買えちゃいます。
そしてそれは収益減のリスクを減らすために役立つはずです。
だって、月20万円のお金になるサイトを1つ持っているのと、月1万円になるサイトが20個持っているのだと、絶対後者の方がいいですからね!
それを維持し続けられるかは別の話ですが、不可能ではない気がする。
仮に月20万のサイトを一つで稼いでいると急にサーバーぶっ壊れてデータ消えたり、なんらかしらの原因で収益落ちたら大ダメージですが、1万円のサイトがたくさんあればそんな逆境にもにも強くなるでしょう。
2、3個ダメになっても15万円以上残るのですから。
ただし前提としてあるのは、ネットで収益を生み出すのは実店舗よりも細かい部分への注意とテクニックが必要になるということ。
入り口がガバガバな分、出口もガバガバですから。
ドメインという土地の使い道
じゃあ、実際にドメインを使ってどういう商売をするのかという話です。
ネットで売上を作るためには、モノの販売と広告収入の2つがほとんどだと思います。
モノはオンラインショップのようなものから、デジタルコンテンツや独自の情報の販売まで様々あります。
これができると直接収入が入るので安心感がありそうですね。
それに対して広告。
広告といえばアフィリエイトという感じがしますが、シンプルに考えると広告枠を売っているんですよね。
これは土地と同じで、自分のサイトはこれだけの人が見ていますよー!だからこのサイトのここの部分看板立てませんかー?ということです。
場所がインターネット上で物理的に見えないだけで、電車のつり革広告と本質的な仕組みは同じです。
たまにお店の壁とかに広告出したりしてると思うんですけど、要するにそれのインターネットバージョンですよね。
特にアドセンス広告はそれに近いかと。
成果報酬の場合はお店で他社の商品を販売してマージンをもらってるイメージ。
そして、これらの2つで収益を得るためには結局のところ自分のドメインで作ったウェブサイトにどれだけ集客できるのかが鍵になります。
自分のドメインをいかに山奥から銀座に移動するか。
だから土地が欲しい人はブログをやるべき
そんなこんなでやっぱり土地が欲しい人はブログを始めた方がいいなと思います。
理由はとても簡単。
ブログは誰でも始められ、リスクも少ないから。
もしレンタルサーバーを借りてWordPressを使って自分のドメインを取得してブログを始める場合でもかかる費用はサーバー代とドメインの維持費くらい。
サーバー代が月に1000円くらいでドメインの維持費が年間で数百円。
これくらいならアルバイトでもなんとかなるでしょう。
土地買うってなったら無理ですからねぇ。
インターネットは本当に無限の可能性があるなと思います。
例えばネットがない時代の夢見るバンドマンは、ひたすら音楽を作って路上でパフォーマンスをして、ライブをして知名度を高めて、レコード会社に売り込んで、ヒットするのは一握りでした。(あくまでイメージ)
でも例えばバンドをやっている人であれば、人より音楽や楽器に詳しいでしょうから音楽に関するブログで音楽に興味関心を持っている人を集めます。
その中で自分の楽曲紹介を混ぜ込み、人に知ってもらうという新しいルートで知名度を上げることができるようになります。
そこでファンができれば嬉しいでしょうし影響力も少なからずついて来るはず。
ブログの記事というのは、記事一つ一つが入り口になるというところにも夢を感じますね。
例えばざっくり音楽というキーワードでは見つけてもらえなくても、バンド名や楽器名など関連するキーワードで少人数が入って来る記事をたくさん作れば総数が増えていく。
なんだか、何をするにしてもネットを活用するということで可能性が恐ろしく広がるなぁと感じます。
なので、土地が欲しい人はブログでも始めてみたらいいと思うんです。
このブログも100記事突破してなおマネタイズするほどの価値がない程度の流入しかありませんが、アナリティクスのデータを見ていると入り口がどんどん増えているのを感じています。
もちろん人によっては更新が苦痛の場合もあるとは思いますが、こういう地道な作業が好きな人はとりあえずブログ始めた方がいいなと思います。
あぁ、月に1万円くらいの収入になるサイト20個くらい欲しい。。。
そんなわけでドメインと土地が似たような性質を持ってるなぁと思った話でした!
おしまい!
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