無知への課税を避けるためには制度の勉強が必要!給料のカラクリを知ってお金をとことん増やす本でお勉強!

ビジネス書

こんにちは!いっとくです!

 

今お金を貯めるために働いてて思うんですけど、税金高くない??

 

先日、橘玲さんの「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方」を読んで以降たびたび気になっていたのは、制度を知らないと知らず知らずのうちに損してるんじゃないかということ。

関連記事:お金持ちになるための国家との付き合い方を知る|お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方を読んだ感想

 

例えば、払いすぎている税金とかって確定申告をすれば戻ってくるわけですが、何もせず放っておいたら戻ってきません。

そして、この本来であれば取り戻せた分の税金って「無知への課税」だなと思うわけです。

宝くじなんかも期待値を考えると無知への課税とかって言われてますけど、それとはちょっと別のお話!

 

制度を知っている知らないだけで差がつくなら、まずは徹底的に色々な制度について調べてみようじゃありませんんか!

と言うわけで今回は給料についての本でお勉強。

給料のカラクリを知ってお金をとことん増やす方法
(著:栗田 猛 出版:講談社)

 

人事コンサルタントの栗田さんが書いた本です。

 

給料っていい言葉ですよね。毎月給料日前なんてワクワクするでしょう??ね??するでしょう??

 

特に僕は派遣社員として時給で働いているものだから、とても給料への興味が津々なわけです。

しかし、会社員時代は給与明細がクラウドサービスにログインして確認するというものだったので、あまりログインもせず口座に振り込まれる額だけにしか興味がありませんでした。

 

そのため、源泉徴収とか確定拠出年金とかナントカカントカ控除とか、税引き前ナントカカントカとか、ちょっと難しい単語が出てくるだけで「わからん!ハイ次っ!」とう感じで思考停止してボーッとしていたのです。

 

でもそれじゃいけないよね!ということで難しそうながらも読んでみると、諸々の基礎知識や得する方法についてすごく簡単に書かれているのでめちゃくちゃためになりました。

サラリーマンは必読ですね。

 

今回は本書の内容からこれは役に立ちそうという内容をすくい上げて紹介したいと思います。

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今まで知らなかった給料の関する基礎知識

この本ではまず基礎的な給与の仕組みについての解説が丁寧にされています。

例えば年功給や職能給などの給料の種類から、その内容、導入された背景などなど。。。。

 

でもそんなことはどうでもいいんですよー!(僕にとっては)

 

大事なのは、給料という制度の裏側にあるカラクリについてなのです。

 

個人的にへぇ〜と思ったのは、基本給と手当ての関係。

例えば、基本給が下がる代わりにそれ以上の額の手当てを支給しますね!と会社に言われたらどう思います?

 

僕は喜びます。やったー!給料増えるヤッホー!と。

 

でも実はこんな落とし穴が。

残業代の割り増し分や、ボーナス、退職金の額は基本給をベースに決められた計算に基づいて算出しています。

そのため、手当てで見かけ上の手取りが増えたとしても、トータルでみると残業代やボーナスが減ってしまうということが。。。

 

恐ろしい!

何が恐ろしいって会社員は手取りが増えてヤッホー!と思っていたら、実は見えにくい部分で調整されているところ。

これは無知に対する罰なのか。

まぁ、気づかないままなら本人も幸せだろうけど、そんなこともつゆ知らず「給料増えたから飲みいこうぜ!奢ってやるよ!オラオラァ」とか言ってるシーンを、人事に見られでもしたら恥ずかしいだろうよ〜!!

だって別にそこまで給料増えたわけじゃないのに、増えたと思い込んでいるんだもの。

むしろ減ってるかも!?

 

あと知ってよかったと思えたのは、管理職になると残業代が支払われなくなるということについての知識。

僕が管理職とはしばらく縁がなさそうなのはこの際伏せておく。

 

管理職になると手当てがつくようになるから残業代がカットされるというのはよくある話らしいのですが、これダメな場合といい場合があるんです。

例えば管理職が自分の裁量で出勤や退勤の時間をコントロールできるような、経営者と同列であるような管理職ならカットしても問題ないのです。

しかし、中間管理職みたいな誰かにコントロールされている立場の場合は、それには当てはまらず手当てを超える量の残業代がカットされた場合は違法になってしまうんだそう。

 

日本のサラリーマンで自分の裁量で出社する管理職なんてそういないだろうから、ほとんどの場合は残業代カットしたらアウトでしょうね。

 

でも会社に言いづらいし、、、という方。

多分僕も同じ立場なら泣き寝入りすると思います。

 

参考までに本書では、さりげなく会社を恫喝する方法についても書かれています。笑

使えるかどうかは本人の精神力次第ですね。

 

でも言って潰されるような会社なら転職しちゃえばいいじゃんとも思います。

もう終身雇用なんてないようなものなんですから。

サラリーマンが得する確定申告!

個人的に思う本書の目玉はここ!

 

確定申告といえば、なんかよくわからないけど難しそうとか、個人事業主じゃないから関係ないというような理由で敬遠している人がほとんどだと思います。

実際僕も一回だけ会社のストックオプションの関係で確定申告したことがありますが、なんだかよくわからないまま終わりました。

 

しかし、この確定申告についてはまさに知るだけで無知への課税を避けることができます!

医療費が10万円を超えると確定申告で税金を取り戻せる

知らなかった。

所得などによって条件は変わりますが、1年間で所得の5%を超える医療費を支払った場合、控除の対象になります。

つまり年収200万円であれば10万円、年収300万円であれば15万円の医療費がかかると、確定申告チャンス!

領収書を保管している必要がありますが、税金が戻ってきます。

 

なんの偶然か僕は今年のはじめに十二指腸潰瘍で入院して14万円かかったので確定申告チャンスが訪れてました。

結局、高額医療費の還付申請したので戻ってきませんが。

災害にあっても税金を取り戻せる

自分の持ち家が災害にあって損害を被った場合も確定申告チャンス!

家が災害にあって、年間所得以上の損害を被った場合、確定申告により所得税を減税できます。

しかし、確定申告をしなければいつも通り国に巻き上げられます。

知らないと損ですね〜。

他にも様々なテクニックが

他にも、サラリーマンが個人事業主として法人化すれば今までただの出費だったものを、経費に計上して、個人事業を赤字にすることで年間の所得を減らして減税するというテクニックや、株や投資信託の損分を確定申告して繰越すなどの節税テクニックについても言及があるこちらの本。

少なくとも本の値段以上の価値を産む、投資効率の良い本でしたわ。

多少古い本ではありますが、ざっと調べた感じだと2018年の今でも使えるようなテクニックが満載なのでためになったなぁと思わざるをえない。

 

とにかく制度を学んで無知への課税を減らすための第一歩として、給料という切り口は身近でわかりやすい!

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