【読書感想文】夏美のホタル

夏美のホタル 表紙小説

こんにちは、いっとくです。

最近のマイブームは感性を磨くことです。

ということで今年はモリモリと小説を読んでいこうと思っているのですが、中々時間取れなくてジレンマ!

多分スマホをいじっている時間は同年代と比べると少ないほうなんじゃないかなとは思うのですが、一度パズルゲームみたいなの始めると止まらないんですよね。ライフなくなったらやめよって思いながらやってたのに気づいたら自らライフ回復してますね!ってな具合です。怖いわ〜。

ってことで今回は最近読んだ小説の感想文を書き散らしていこうと思います。

読んだ本はこちらです。

夏美のホタル 表紙
夏美のホタル
著:森沢 明夫 出版:角川文庫

夏美のホタルっていうことでね、夏美というバイク好きの女の子が出てくるわけですが、タイトルから夏美さん途中でバイク事故で帰らぬ人になってしまわれるんじゃないかという心配をしていたのですが、しっかり最後までご存命でした。危なげもありませんでした。安心しました。

なのでタイトルから悲しい物語なんじゃないかって敬遠している人はご安心くださいませ。

油絵風の温かみのあるタッチの表紙がぴったりの心温まる物語でございました。

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千葉の田舎の小さな商店で展開される温かい物語

物語のあらすじとしては、写真家志望の大学生が卒業制作のために彼女の夏美と千葉の田舎に立ち寄った際に訪れた商店で出会ったおじいさんとおばあさんにお世話になりながら、そこで暮らす人々との生活の中でお互いに色々な感情を刺激されていくというお話。

ストーリーも引き込まれる内容になっているのですが、田舎の情景描写とかもかなり秀逸で、行ったことない場所のはずなのにくっきりとその情景がイメージできたし、一つ一つがとても印象的でいたね〜。

特にホタルブクロという花にホタルを入れて光らせるところとかは、なんだか小さい頃に家の近くにあったホタルが見える水辺に行ったことを思い出しました。そういえばホタルなんてもう20年くらい見てないなぁ。

セブにいた時シキホール島という島に行ったことがありました。そこはホタルがいすぎて夜に隣の島から見ると島が燃えている様に見えるらしいのですが、あいにくの雨で1匹も見れませんでしたね。しゅんです。

ホタル以外にも川遊びやたけのこ狩りなど自然で遊ぶことの魅力が十分すぎるくらいに伝わってくるんですよ…!

そして、その商店を取り囲む人たちの人間的な温かさも読んでいて気持ちいいですね。毒っ気のある人が一人もいません。最初嫌な感じで登場した仏師の雲月さんですら結局いい人。何ならカッコよかったわ雲月さん。

「神は細部に宿る。だから、爪の先ほどでも妥協はするな」って。ワイも言ってみたい。

いつか後輩に使お。

「神は細部に宿る。だから、変数名一つほどでも妥協はするな」って言おう。

この「夏美のホタル」ですが、あまりの面白さにあっという間に読み切ってしまいました。

最初から最後まで「早く次が読みたいッ!!」っていう気持ちで読んでました。

いつもなら、ちょっと時間かかったせいで登場人物がよくわからなくなるという現象が起きたりしていたのですが、本書に限っては全くそうはならなかったですね〜。

あまり小説読む方ではないですが、ここ数年の中で読んだ小説の中で一番良かったですね〜。

ちなみに映画にもなっており、夏美役は有村架純らしい。へぇ〜。

以上、いっとくでした!

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