感動の目的設定スペクタクル超大作!ザ・コーチを読んでみた。

ザ・コーチ 表紙ビジネス書

こんにちは。いっとくです!

社会人になった途端、目標設定大事だからしろって言われません??なんなん??

上からしつこく言われるし成功している人もよく言っているから、なんとなく目標設定が大事だとは思っていることでしょう。そもそも業務内容の一環になっていることが多いのでは?

でも、よくよく考えてみると、目標設定ってなんのためにやっているのかわからない時ありません?

もしくは、なんのためかはわかるけど、目標があったからといって何か自分のモチベーションに繋げることができていないし、そもそも目標立てた時しか意識してなかったり…

それって結局、目標を立てる時間の分だけ損してる気がするんですよね。

僕は今でこそエンジニアとしてWebサイトの開発を行なっていますが、もともと営業をやっていたので、売り上げ目標があってそれをクリアするための具体的なアクションにも目標を設けて日々仕事をしていました。

でもね、当時の僕は別に目標があってもなくても特にやる気は変わらなかったと思うんですよ。

なぜか?

それは結局、目標というものが目的があってこそモチベーションの源泉になるのに、その目的の部分がふわっとしてたし、そもそもその目標の先にあるゴールが全然自分ごとじゃなかったから。

当時の目標って会社がステークホルダーにアピールするための数字を、たくさんいる社員に負荷分散しただけのものにすぎなかったからなんでしょう。

そりゃ自分ごとにならないし、これでモチベーションをあげれる人は相当の変態か鉄人ですよ。

しかし、今回読んだ本で、その解決方法のヒントになるような考え方を学ぶことができたような気がします。

過去の自分は意味ある目標設定に失敗し続けてきたけど、これからも何かしらのゴールに向かって突き進まなきゃいけないことはあるでしょうから、このタイミングで知れてよかったと思う。

そして、今回そう思ったきっかけとなった本がこちら

ザ・コーチ 表紙
ザ・コーチ 最高の自分に出会える『目標の達人ノート』
著:谷口 貴彦 出版:プレジデント社

実は最近エンジニアとして開発するだけではなくて、生徒を持ってプログラミングを教えるということを仕事で始めたので、その助けになればと思って読み始めたこちらの本。

めちゃくちゃよかったぁ…

…ストーリーが!

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学びもあるけど、普通にストーリーが名作

この本はいろんな意味で衝撃でした。

僕は前職でも後輩がいなかったということもあり、教えるということに対して全く向き合ってきたことがありませんでした。

そこでまずは本を読んでテクニックとかマインドとかを学べそうと思って読み始めたわけですが、不覚。読み終わった時には単純にストーリーに感動した自分がいた。

ビジネス書って、ひたすら実験の繰り返しにより一つの事象を明らかにする系の小難しいやつとゴリゴリの持論を展開するカリスマ系のやつと、読むハードルを下げるためにストーリー仕立てにしてあるものがあります。

今回読んだ「ザ・コーチ」はストーリー仕立てのタイプのビジネス書です。

ストーリー展開としては良くある感じで、今の働き方に疑問を持っている主人公が偶然すごい人に出会って、その人から学んだことを仕事で活かすことによって、成功していい流れに乗っていくという流れです。

その偶然出会った人の人柄がいいこと!

そして思わず涙してしまうような結末…。

もうこれ以上は言えないので、自分で読んで楽しんでくださいという感じなのですが、かなりおすすめです。

ちなみに友人にこの本を口頭で進めてみたら「雑魚落ち」というタイトルだと思われました。いや、どんな本。

ビジネス書のストーリーで感動したのは2回目ですね

「夢をかなえるゾウ2」もなかなか感動するので、本書が好きな人はこっちもハマるし、こっちにハマった人は本書もハマると思う。

もちろん内容もしっかりしている

さて、ここまでストーリーがよかったですしか言ってきませんでしたが、内容もすごくよかった。

ビジネス書って何冊も読んでると、同じような内容の本がたくさんあったりします。

ザ・コーチでも言われていることの本質的な部分は同じなのですが、より噛み砕かれていてわかりやすいし、その噛み砕かれた部分こそ知っておくべきマインドだと感じました。

例えば、目標設定が大事というのは、この手のビジネス書では死ぬほど出てきます。

しかし、本書では「目標を定めるとこんな効果があります!」と結果だけを記載するのではなく目標と目的などの違いを明らかにした上で、どんな目標の建て方をすればいいのかということや、それがモチベーションに繋がるけど、万人に当てはまるわけではないからこうしたほうがいいよというところまで落とし込まれているんですね。

なので、読み終わった後に頭に残った知識がすごく整頓されているし、腑に落ちているから自分の人生に活用しやすいな〜という印象です。

本書は一言でいうと、優しいマネジメントだと思います。

人間のモチベーションがどのように生まれて来るのかがはっきりとわかるし、科学的には否定されているものの、今だに多くの企業に根強く残っている「飴と鞭」のマネジメントに対する新しい回答を用意してくれています。

もし、自分に部下がいたら、こうやって目標を設定していけばモチベーションを維持できそうと思わせてくれるし、もし部下がいなくても自分が上司に言われて目標を設定しているなら、どうすればその目標をモチベーションの厳選に変えることができるかの大きなヒントになるので、割と誰が読んでもためになる内容になっています。

ただ、この方法をそのまま部下に実践すると、「あ、先輩なんかやばいセミナー参加したのかな?」って思われそうなくらいに大げさではあるので、まずは自分の目標設定に活用して、自分のスタイルとミックスしながらマネジメントで展開するといいのかなと思いました。

とにかく、企業で働くにあたっての目標設定が無駄だと感じている人は、これを読んでみると視点が変わるかもしれないので、そんな人には特におすすめ。

以上、ザ・コーチの読書感想文でした!

これからは自分のモチベーションだけじゃなくて、関わっている人のモチベーションをあげるにはどうすればいいかを模索していきたいですね〜

おしまい!

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