今年を振り返った結果、年内にあと3冊は本を読もうということで、まずは1冊読了です!
今回読んだ本はこちらです。
イラスト図解 いつやるか?今でしょ!
(著:林 修 出版:宝島社)
タイトルからはイラスト図解されていること以外は内容がよくわかりませんね。
なんと商業的なタイトル!
とにかくめちゃくちゃ読みやすい
まず内容に触れる前に、この本はめちゃくちゃ読みやすい。
何たって全部で189ページ!
さらにこの中に目次や章のタイトルページやイラストページがあることを考えると、実質150ページくらいしかないと思います。
そして、字が大きいので文字数もかなり少ないです。
1時間ちょっとで読み終わるくらいのボリュームでした。
なので、今まで本はあまり読んでいなかったけど読んでみよっかな〜という人にはかなりとっつきやすい本になっていると思います。
定価600円と新書より安いのでハードルもかなり低い。
逆に普段から本を読んでる人からすると、物足りないかもしれません。
肝心の内容は…
この本の内容を一言で言うと、林先生の経験談に基づいた人生の教訓本です。
東進の名物先生として一世を風靡した林先生。
林先生といえば本のタイトルにもなっている「今でしょ!」の人という以外にも、豊富な経験と膨大な知識を持っている文化人というイメージです。
だからこそ目新しい情報が満載かというと、そんなことはありませんでした。
やはり林先生も一人の人間であることには変わらないので、かなり当たり前のことが書いてあったりします。
ただし、当たり前のことでも完璧にできている人というのは意外と少ないので、自分の普段の行動を省みるという点では読む価値があるのかもしれません。
実際に読んでみて、僕自身発見があったのは、コラムと6章の内容です。
コラムでは、キリスト教でもない日本人がイベントとしてクリスマスを楽しんでいるのを見ている留学生の話。
第6章は林先生がギャンブルから得た教訓について。
この辺は自分にない視点の話だったので結構面白かったです。
全体を通して見てみるとボリュームが少ないこともあって、月に1、2冊はビジネス書みたいなの読んでますという人にとっては目ヤニができるほど見たことがあるような内容に思えるかもしれません。
繰り返しにはなりますが、すごくライトな本なので読書入門の本という印象でした。
なんでイラスト図解にしたんだろうか。。。
文章の内容とは全く関係ありませんが、この本の謳い文句でもある「イラスト図解」。
確かにイラストが入ると読書のハードルが下がるのはわかるのですが、完全にいらないと思いました。
というのも、イラストにしなくてもいいような内容をイラストにしちゃっている上に、ページをまたぐ部分にあるので、イラストのせいでテンポよく読めませんでした。
イラストを見てページをめくると「あれ、前のページどんな文末だったっけ?」となって前のページに戻るというのを何度繰り返したか。。。
ちなみに以下は、器の大きい人ほどプライドは最小限という内容の章にあるイラストです。
イラストにする意味あったのか!?
まとめ
何だか読んでて、「ベストセラーの本にイラスト入れて売ったらもう一度売れるでしょ!そうだ、タイトルもわかりやすく林先生のキャッチフレーズにしちゃえ!」というような小手先の商売臭を感じずにはいられませんでした。。。
年内目標の残り2冊はもう少しゴツいの読もうと思います。
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