バカが多い理由

こんにちは。いっとくです!

世の中にはいろんなタイプの人がバカと呼ばれます。

例えば、勉強や仕事が効率的にできないとか、後先考えずに行動しちゃうとか、人を笑わせることに命をかけすぎてやらかしちゃうとか、なんでも信じちゃうとか、好きすぎてストーカーになっちゃうとか。

でもね、僕はバカになりたい!!

学生時代に出る杭にならないように気をつけてきた人生だったので、何かと理性が働いてしまうのですが、何本か頭のネジ外しておかないと、なかなか面白いことに遭遇しないよねって思うんです。

ところで、タイトルにしちゃった「バカが多い理由」。

読んだ本から安直な引っ張り方しちゃいました。

バカが多いのには理由がある 表紙
バカが多いのには理由がある
著:橘 玲 出版:集英社

鋭い批評眼に定評があり、ビジネス本読む族の一部に熱狂的なファンを抱える橘さんの本です。5年くらい前に読んだのですが、内容を全然覚えていなかったので再読。

バカが多いのには理由がある。つまりこれを読んだということはバカが多い理由について書けるだろうと…

本当にバカですね。タイトルが思いつかなかっただけなんです。

さて、まずはじめに言っておくと、この本の内容はあまり胸糞いい話ではありません。

むしろ読んでいてネガティブな気持ちになるかもしれない。

社会ふざけんな!バカばっかかよ!ってなります。

でも個人的に本の価値について思うことがあるあるんですけど、読むことによって、ネガティブかポジティブどちらかの方に感情が揺れるっていう本が良書だと思っています。

特にこういう考え方の幅を増やすのが目的の本は。

一番読む価値のない本は、毒にも薬にもならないやつ。読み終わった後に、「あれ?文字を脳で処理しただけやん」ってなるやつ。

もしくは、本を読んで自分の中の意見と合っている部分だけかいつまんで納得して、やっぱり自分は合っていたな、と納得するだけの本(というかこれは読み方の問題でもある)

もちろんテクニックや知識を学ぶための本もあって、そういう本は感情うんぬんよりも、新しいことが身につけばOKなんですけどね。

まぁ、技術書でも内容が充実してたり、わかりやすかったりすると感動するし、難しすぎて死にそうって思うこともありますが、それは別問題。

ちょっと読書論的な方向に話がそれましたが、この「バカが多いのには理由がある」も割と心を揺さぶられる内容になっているので、ちょっとどんな本なのか紹介していこうと思います。

ちなみにバカが多い理由がわかる本というよりは、世の中にはこんなにもバカバカしい事実があるということが知れる内容です。

もし僕がタイトルをつけるなら、「世の中バカばっかでイヤになっちゃうぜ」にしちゃうね。

うん、そんなタイトルだと多分2冊くらいしか売れないからイヤになっちゃうぜ。

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世の中がバカみたいな事実で溢れている理由

この本を最初に読んだ時は気づかなかったのですが、かなりダニエル・カーネマンの「ファスト&スロー」の内容をベースに書かれています。

リスペクトを感じます。タチバナ・オマージュマン。

すいません。本当に反省してます。

なので、すでに「ファスト&スロー」読んだよって人にとっては、一つ一つの内容がすっと頭に入ってきます。すでに証明されている行動心理を元に、日本とか世界に溢れている不都合な真実というものを明らかにしていくことができます。

本書でいうバカは、通説や聞いた話に対して、直感的に好き嫌いや正義と悪を判断し、自分と反対意見に立っている人をぶちのめそうとするタイプの人をさしています。

しかし、直感にしたがって行動するというのは人間が本質として持っているものです。

なぜなら原始時代は、その直感によって判断しないと瞬時に命の危険に晒されていたから。そして、人間の遺伝子は今もその頃とほとんど変わりません。

しかし、そんな直感による判断じゃないと回避できないような危険がほぼなくなった現代では、直感とは真逆の「ゆっくり思考する」ということが大事になってきます。

世の中はより複雑になっているため、よく考えないと何が合理的なのか正確に判断できないからです。

しかしその事実があってもなお、直感で行動する人が多く存在します。

その結果、世の中には信じられないくらいバカらしい事実がありふれているわけです。

そして、その馬鹿らしい事実を「政治・経済・社会・心理」の4ジャンルの中からかいつまんで、紹介しているというのが、この「バカが多いのには理由がある」です。

根拠を元に事実を見る力を養うべし

この本は終始、一つの事実に対し、その起こった背景と解決にはどうすればいいかというのを解説していくというスタイルで展開されていきます。

そして、この本から学べるのは、世の中にある事実を常識として受け止めずに、裏側でどんな思惑が働いてそうなってしまったかを疑う姿勢です。

僕は常に思うのですが、Twitterを見ていると、リツイートで流れてきたことを特に根拠を調べないまま受け取って今うことありませんか?

多分最近はSNSとの向き合い方も変わってきて、そういう姿勢を持っている人も増えていると思うのですが、それでも油断すると、下調べしないまま事実として受け取ってしまうことがあります。

これって要は本書で言われているバカの行動パターンだと思うんですよ。

ちょっと前に僕のタイムラインに、二郎のラーメンとスタバのモリモリになっているフラペーチのを並べて、「これが同じカロリーだなんて…」みたいに書かれたツイートが流れてきたことがあります。

そのツイートには、まじかよ…とかショックだわ…とかいろんなコメントが集まっていたのですが、嘘でしょ!?と思って調べてみたら2000kcalと600kcalで二郎のカロリーが圧勝していました。

そしてこの時、世の中にはなんでも鵜呑みにしてしまう人がこんなにたくさんいるのか、と驚愕したわけです。

そして、それはSNSに限らず、メディアと呼ばれるものは全部その姿勢を持つべきだと思うんですね。精度は違えど、結局どれも人が作っているものなので。

ということで、世の中の事実に対して批評の目を向けるトレーニングとして、この「バカが多いのには理由がある」は一読の価値があるなと思いました。

以上、いっとくでした。おしまい!

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