こんにちは。いっとくです!
あまりに今更すぎるんですけど、「もしも高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」を読みました。
通称「もしドラ」
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
(著:岩崎 夏海 出版:ダイヤモンド社)
いつ見ても外では読みづらい表紙。
僕はあえてバスや電車の移動時間で読みました。
「もしドラ」は僕が大学生だった頃にベストセラーになっていたので、もう8年も前の本になるのでしょうか。
そんなに古い本だとは思っていなかったのに。。。
今回はドラッカーとやらにちょっと興味が湧いてきたけどいきなりドラッカー読むのはちょっとハードルが高いなぁと思って購入しました。
すると意外なことに小説として面白かった!
普通にドラッカーのエッセンスが織り込まれているだけで当たり障りのないストーリーなんだろうと勝手に予想してました。
違いました。すいませんでした。
あらすじ
高校2年生のみなみ(主人公)には目標があった。
それは自分がマネージャーとなって野球部を甲子園に連れて行くということ。
しかし、マネージャーなんてやったこともなく何をすればいいのかすらわからないみなみ。
彼女は答えを見つけるために世界で一番読まれている本であるドラッカーの「マネジメント」を本屋で見つけ直感で購入する。
しかし、ドラッカーはあくまで経営についての本であり、野球のことなんて1ミリも書いていない。
初めは買ったことを後悔していたみなみだが、組織としての野球部や、従業員のモチベーションの引き出し方、顧客を満足させることなどをドラッカーの本の内容から、野球部に当てはめていき、野球の練習ではなく組織の運営から野球部を強くしていくという斬新極まりないストーリー。
「もしドラ」の見所
個人的にはドラッカーについて触りだけわかる本かと思っていたので読み終わった後の感想は自分でも意外でした。
…感動した!(元総理風)
ちょいちょい感動する。
最後のホームベースへ駆け込むシーンとか。
その前の代走で相手投手にプレッシャーを与えるシーンとか。
自分の弱みを克服するところとか。
そして練習ではなく組織改善から野球部を強くしていくという斬新すぎる発想。
おかげで一年しかないのに、週に1日をミーティングのだけの日にしたり、別の部活の練習メニューをしたり、ボランティアしたりとどんどん練習が減っていく。
そんなツッコミどころはあるものの、まぁそれでもいいかと思えるような話の運び。
そして、本の途中途中で挟まれるカラーのイラストページ。
このページにたどり着いた時は、ちょうど混んでいるバスの中でした。
隣に座った人は確実にラノベ読んでると思ったことでしょう。
ドラッカーだよ!あの有名な!
肝心のドラッカー要素は…?
今回の目的でもあった、肝心のドラッカー要素。
正直まだ原初の「ドラッカー」を読んでいないので、どれくらいその要素が盛り込まれていたかはわかりません。
しかし、すごく要素的には薄いんじゃないかとは思いました。
ただし、状況に合わせてドラッカーの内容を組織に当てはめていくケーススタディみたいなものなので応用しやすい内容だとも感じました。
とにかく、300万部近く売れた本なので僕が一番最後の読者なんじゃないかというくらい知名度が高いですが、もし仮にまだ読んでないよーって人!
結構感動しますよ!
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
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