猫の糞から採れる幻のコーヒー「コピルアク」を飲んでみた感想【シベットコーヒー】

グルメ

こんにちは。いっとくです!

突然ですがコピルアクって、、、知ってます??

なんでも世界一値段が高いコーヒー豆として、コーヒーマニアやコーヒー好きにも有名だし、そんなにコーヒーが好きではない雑学好きな方々の間でも有名なコーヒーです。

その値段たるや、なんと…

500mlのボトル2本で¥6,850!!!

高っー!!

もちろんコーヒー豆も恐ろしいほど値段が高いのですが、コーヒーマニアじゃない僕としては豆単体の値段だと相場がよくわからんのでボトルで比較してみました。

コンビニに売っているタリーズのブラックと比べると、そのお値段なんと45倍です!

おいおいおい…ちゃんと45倍うまいんだろうな??

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コピルアクが高額な理由

さてさてこのコピルアクの値段がなぜこんなに高いのか。

カラクリはとても簡単です。

それは単純に生産量が少ないから!

それもそのはずです。このコピルアクというのは非常に変わった採取の方法をしているのですから。

なんと、ネコの糞から取り出します…!

…オエっ。

要するに猫の分に混ざっている未消化のコーヒー豆を救出してから使おうというクレイジーなコーヒーなのです。

主にインドネシアに生息しているジャコウネコという種類の猫の糞から作るのですが、このジャコウネコがなかなかグルメな猫なので、いい豆をチョイスして食べるらしいんですね。

ちなみに見た目は全然猫じゃなくい

写真はこちら → Google画像検索

そして、ジャコウネコの体内を巡り巡って糞として出てきた中に混じっている未消化のコーヒー豆こそがコピルアクなのです。

そのため大量生産することができず、非常に希少価値が高いというわけです。

ちなみに味や香りに特徴があって、ジャコウネコの体内の消化酵素によって色々豆の成分が変わっていき、独特の香味が加わって、カフェインの量とかも減るんだとか…

バリ島のお土産としてはかなり有名なので、前職の社員旅行でバリに行った時に存在は知っていたのですが、値段が高すぎたので手を出さずにいました。

しかし、セブ島にはカフェでコピルアクを気軽に飲める「シベットコーヒー」というお店があるという噂を聞きつけて行ってまいりました!

コピルアクの味や香りはいかに…

さてさて、やってまいりましたよー!

The Civet Coffee(シベットコーヒー)

シベットコーヒー

セブの中心地でもある、ITパークのど真ん中にどっしり構えています。

なかなかおしゃれなカフェですね。

セブは結構おしゃれなカフェが多いんですよ。ドトールみたいなカフェ見たことない。

ちなみにこのシベットコーヒーはITパーク内にあるのですが、Wi-Fiが速めということもあって留学生には人気のスポット。

いつ行ってもパソコンをいじっている若者がいます。

もちろん日本と比べるとすごく安く飲めるという噂なのですが、メニューをみて見るとこんな感じです。というかそもそも日本で飲めるところ見たことないけど。

メニューボード

コピルアク以外の普通のコーヒーも注文できます。

でも流石にコピルアクを置いているだけあって、豆の種類とかにもこだわってそうですね。

なんか豆の種類まで選べるらしいんだけど、全然コーヒー豆に詳しくないので普通って頼みたい。どう言えばいいの?レギュラー?ノーマル?そもそも普通って何?

ちなみに気になるコピルアクのお値段ですが、590ペソ!(この時のレートでは日本円で1300円くらい)

や、やっぱり高いねぇ、、、

セブなんだからもっと安くあれと思ってしまっていたよ…!

1000円越えのコーヒーなんて、社会人1年目の頃に赤坂の怪しい喫茶店に入ったら一番安いコーヒーが1500円だった時に渋々頼んで以来ですわ。

あの時は「あ、このコーヒーなんか違う!良いのか悪いのかはわからんけど!」という感想だったので、今回の1000円越えコーヒーこそはしっかり違いをわかっていきたい。

ちなみにお店で飲めるコーヒーは100%コピルアクというわけではなく、30%コピルアクです。

う〜ん、30%かぁ。

つまり70%はブレンドコーヒー。

カマンベールチーズ食べたいときにカマンベール入りチーズが出てきて、おいこれほぼプロセスチーズじゃねぇか!って時と似たような気持ち。

100%コピルアクもいけるのかどうか店員さんに聞いてみたものの、100%はお店では出しておらず、豆で買ってくださいとのこと。

せっかくなら100%がよかったのですが、買ってまで飲むほどの情熱とお金がなかったので、30%のコピルアクを注文!

ちなみに100%を豆で買おうとするとかなりエキゾチックな値段でした。(1万円越え)

さすがに仕事を辞めて3ヶ月間も無収入で留学していた貧乏人ですから、コーヒーに使っていい金額を遥かに越えています。

注文を終えて待っていると、どうやらコーヒーの淹れ方にもこだわりがあるようで、店員さんが入念に手作業で淹れています。

化学の実験くらい色んな手順を踏んでいる様子

理科の実験でしかみたことないような器具を駆使して手作業で丁寧にコーヒーを淹れていく店員さん。

こりゃ、さらに期待が高まります。

カフェは基本的にドトールとかベローチェみたいなチェーン店しか使わない僕なので、こんなに凝った淹れ方を見たのは椿屋珈琲店に行った時以来です。

そして待つこと、10分弱(…長くね?)

ついにコピルアクがやってきたー!

見た目は普通のコーヒー

見てください。このシンプルで飾らないながらも、高級感を醸し出しているコーヒーカップとその中に注がれたコーヒー。

コーヒーの方の見た目は普通にコーヒーですね。当たり前だけど。逆にちょっと緑がかってたりとかしたら嫌だけど。

香りを嗅いでみると、ほぼコーヒーですが奥に謎の香りが潜んでいます…

これは…草原の香り!?

なんだかよくわかりませんが、確実に野生の風味を感じます。

僕は嗅いだ瞬間にモンゴルの草原のイメージが脳内にうかんできました浮かんできました。モンゴルに行ったことはありませんが。

ただ、香りの時点で普通のコーヒーと違うことだけはわかります

これがコピルアクなのか!?

さっそく飲んでましょう…

ゴクっ。

あ〜、、、なるほどね。

結構普通ときたか。

なんだろうね、確かに独特の風味を帯びていて確実に違うなぁという感じなのですが、やはり7割が普通のブレンドコーヒーということもあって、かなり普通のコーヒーに近づいています。

適度な酸味と苦味、そして野生を感じる香り。

多分この野生部分がコピルアク独自の香味ってやつなんでしょう。

でもやっぱりこれ普通のコーヒーだよねー!

飲み続けるとクセになりそうな香りではあるけど、値段が増えた分だけ満足感が増したかと言われるとそんなこともない。

そんなお味です。コピルアク。

きっと100%を飲んでみるとまた違うんでしょうね〜。

自分の生活が豊かになったらいつか挑戦したいコーヒーの一つです。

そんなわけでセブでコピルアクを飲んだ話でしたー。

セブの中心地に立ち寄った際は、日本よりも格安で試すことができるので興味があれば行って見てはいかが?

店舗情報

The CIVET COFFEE シベットコーヒー

以上、いっとくでした!バイ!

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