どうも、いっとくです!
普段生活していると、たまになんでこの人はこんなに頭がいいの?と思うような人に出会うことがあります。
そしてそんな人に出会ってしまうと、自分の現状と比較して余計な劣等感を感じずにいられないのです。
そう、頭が良くなりたい…!
頭が良くなりったーーーい!!
そんなことを思っていると、本棚にある昔読んだ本がこちらを覗いているのに気づいた。
まぁ頭が良くなりたいというよりは、今のマイブームが昔読んだ本の再読ってだけです。
主に一度読んだにも関わらず、全然内容が思い出せない本を手にとって読んでいます。
記憶にないだけあって再読してもピンとこないことも多いのですが、たまにこの情報はこの本から入手していたのかとか、今読むと刺さるみたいなことが起きてなかなかおもしろいんですよ。
そんな動機で手にした本書。
改めて読んでみると、やっぱり記憶に残らない内容でした〜
本の概要としては、身の回りにあるものやテクノロジー、現象などを取り上げて抽象化し、それを著名な哲学者の主張と組み合わせることによって問題解決のための方法として紹介しているという内容です。
思考法が全部で31パターン紹介されているため、一つ一つの内容がどうしても薄くなってしまい、読みやすい本である一方でためになる部分が少なかったという印象。
そして何よりも気になったのは、『「哲学」思考法で突然頭がよくなる』というタイトルでしょうか。
何をもって頭がいいとするかが人それぞれなんでしょうが、個人的にはタイトルと内容に猛烈なギャップを感じてしまいました。
どうしても頭がよくなると言われると勉強ができるようになったり、記憶力がアップしたりみたいなところと紐付けてしまいがちですが、どちらかというと社会で問題にぶち当たったときに解決するための手引になる本です。
それも頭のよさといえばそうなんでしょうが、、、
と、ここまで辛口の書評になってしまったので良かったところも。
まずこの本は著者の方がすごく生き生きと楽しそうに書いているように思えます。その雰囲気を感じるたびに読んでいて気持ちが和みます。
そして、個人的にはすごく刺さった思考法もあったので、それだけピックアップして紹介しようと思います!
人生は死ぬまでの暇つぶし
これはすごくいい言葉だな〜
どういう意味かというともうね、そのまんま。
どんな人でも最後は必ず死にます。
生きているといろんなルールがありますが、実は根本的なルールってのはいかに自分の人生を楽しむかっていうことだけなんです。
生きている間には社会に貢献するよういろいろな教育を施されているわけですが、それは社会にプラスになるからです。
でも人生ってのは多分一度しかないんだから、最大限に楽しむことが一番大事でしょうよ!っていう話しです。
本当は遊んで生きてもいいんです。確かにそれで批判されることはありますが、それは人が長い歴史の中で勝手に決めたルールであり、宇宙の普遍の原理ではありません。
社会にとってプラスにならないからどこの国でも社会に貢献するように教育されます。
でもそれってたしかに宇宙レベルで見たら全然どっちでもいいですよね。一個人が人間の社会にどれだけ貢献してるかって。
まぁ、もちろん社会に助けられて生きているので、「人生は自分のものじゃい!」っつって自分勝手なことだけして生きていたら、結局社会からバッシングされて楽しむどころじゃない環境にもなりうるので、バランス感覚は大事だな〜と思いますが。
ただ、会社や今の仕事や人間関係が嫌なのに、我慢して生きているなら、この「人生は死ぬまでの暇つぶし」って言葉を思い出して、もっといろんな環境に挑戦してみるべきだな〜と思います。
また本書では自分の幸福を追求するためには他人との比較をやめるというのも大事だと書かれています。
結局、その人に悩みがあるかどうかは外から見ても見えないので、比較するだけ無駄です。なので、そんな悩みが見えない人と比較するのではなく、自分が今幸せかとか楽しめているかということを、正直に感じ取って、「じゃあ何をしたいのか」という部分を見つめていくべきだということです。
人生は死ぬまで暇つぶし。やっぱりいい言葉だな〜
どこか岡本太郎的な感じもするけど、あっちはもう遊びというよりは闘争って感じだったけど。
ということで本書は深いところよりも浅く広く哲学というものに入門してみたいという人には読みやすくていいかもしれないけど、割と普段から本を読んでいるよって人にとってはちょっと物足りない内容かな〜という内容でした
そういば今年はめっちゃ本読むぞ〜って気持ちになっていたのに全然読めてないな。しかもこの感情を毎年繰り返している気がする。
まぁでも人生は死ぬまでの暇つぶしだからね!!笑
ということで、いっとくでした!おしまい
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