2022年1月27日からAmazonが運営するオーディオブックのサービスAudibleが定額で聴き放題のサービスになりました。
変更前は月に1冊Audibleがチョイスした本1冊がダウンロードできる+好きな本を1冊購入できるコインが1枚もらえるというサービスでした。
聴き放題になるというニュースを見た時、全僕の中で衝撃が走りました。これは革命だ!と思ったものです。
しかし結論から言えばこれは単純な進化ではなく、改良も改悪も併せ持ったものでした…!
人によって聴き放題がいいか以前の方がいいかは分かれそうですが、僕は以前のシステムの方が良かったと感じています。
僕がAudibleを使用し始めたのは去年。今まで加入していたkindle unlimitedをやめて、Audibleに課金するようになりました。
その時の葛藤はこちら。
今回聴き放題に変わると知った時はワクワクしていましたが、実際に移行された今思うのは、前の方が良かったなぁと思います。
聴き放題になってよかったこと
まずは聴き放題になってよかったことですが、これは明確で、聴ける本のバリエーションがとても増えたことです。
当たり前ですが、今までは追加で購入しなければ月に2冊ずつの本を手に入れることができましたが、聴き放題になったことによって、常に12万冊以上の中から選択ができるようになったのです。
おかげで今まで興味はあったけど、月1冊の選択に食い込まなかったような書籍を聞くようになりました。
その発見の中でも良かったのは英語のジャンルはオーディオブックで最強だと言うことですね。英語勉強したい人はAudibleに加入したら、教材に困らなそうと思いました。
このバリエーションが増えたのが最大で唯一のメリットかと思います。
聴き放題になったことの不満点
Audibleが聴き放題になったことによる不満点はいくつかありますが、主には以下の3つがあります。
- 聴き放題対象外の本がある
- セレンディピティがなくなる
- 12万冊から選べても時間がない
ということでそれぞれ見ていきましょう。
聴き放題対象外の本がある
もし全部の本が聴き放題対象なら言うことないくらい完璧なアップデートでした。しかし、実際はAudibleにある本のすべてが聴き放題の対象になるわけではありません。まぁこれは確かに料金据え置きでやるのが難しいのはわかります。
個人的に気になるのは、読みたい本の大部分が聴き放題対象外になってしまっているということです。
単純に僕の書籍選びの好みとの相性が悪かっただけという可能性もありますが、今までは月に1冊ではありますが、どんな本でも選ぶことができていました。あの貴重な1コインを何に使うかというワクワクも良かったんですけどね〜。
どちらにしろ、聴き放題対象から外れてしまっている本に関しては、買うとしても電子書籍で買う気がします。
結果的に読める本は増えたのですが、本当に読みたい読める本が減ってしまいました。
セレンディピティがなくなった
毎月のボーナスタイトルは完全に僕たちに選択権はありませんでした。
そのため、全く自分の感性から外れた書籍を聴くことになるのですが、それが逆に自分の感性の枠を広げるような感じがしてAudibleを利用するメリットの一つだと思っていました。
しかしどれも聴けるようになり、たしかに聴くハードルは下がりましたが、結局自分が検索して見つけたオーディオブックを聴くことがほとんどになってしまいました。
ということで自分の感性の外側にある本に偶然出会うというセレンディピティがなくなってしまいました。
12万冊から選べても時間がない
たくさんの中から選べるというのは精神的には気持ちいいのですが、人間が読書に使える時間は限られていますからね。
少なくとも僕はオーディブルで月に5冊も消費できないと思います。
なので読みたい本を5冊読むよりも、本当に読みたい本を1冊読む方が価値としてよかった気がするんです。
ということでこれら3点が個人的にはあまり良くなかったかなぁというところです。
とはいえ退会するほど価値が下がったわけでもない
ということで個人的にはマイナス面が大きかった今回のサービス内容の変更ですが、とはいえ読める冊数が増えたのはそれなりにプラスでもあります。
特にオーディオブックは作成の手間がかかるため、厳選してオーディオブック化している感があります。
その中から読める書籍を選び放題というのは、月1500円を払う価値があるような気がしています。
ラインナップもどんどん増えていくことでしょうから、とりあえず利用は継続してみようかなという気持ちではあります。
以上、Audibleが聴き放題に変わった感想でした!
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