こんにちは、いっとくです。
春ですね。目がとてもかゆいのですが、花粉症でしょうか?それともたまたまでしょうか?まぁどちらでも良いですね。かゆいという事実は変わらないので。
ところで最近会社で採用面接をしているのですが、どうもあまりうまくいっている感じがしません。
特に採用面接って応募者の見極めもそうですが、会社への惹き付けができてこそ漢って気がしておりまして、とりわけそこが難しすぎる。
でも悩んだ時こそ先人の知恵をお借りするべきですね。
同じことで悩んだ人は過去に死ぬほどいるわけです。そしてそれを華麗に解決してきた人が本にまとめてくれているのです。最高の世の中ですね。サンキュー!グーテンベルグ!ということで、活版印刷の恩恵を全身で浴びましょう。
んっふぁ〜!(浴びてる)
ということで今回手にとった本はこちら
The・いかにもというタイトルの本ですね。その名も「採用基準」
かなりレビューが高かった&マッキンゼーのベテランの人が書いている本なら間違いないっしょという思考停止から迷わず購入。
結論から言うと、内容としてはめちゃくちゃ良くて、かなりの刺激を受け、働き方に影響を及ぼすのに十分な内容だと思いました。
しかし!
しかしですよ、この本は採用に関する悩みを解決するための本ではなかった!!
この本はマッキンゼーで採用マネージャーを12年努めてきて言語化した、今日本に必要な人材についての本でした。
そして、その人材というのは一言で言うとリーダーシップを持っている人だということです!
つまり言ってしまうとこの本はリーダーシップを育てるための本なのである…!
ということで当初の購入の目的とは外れてしまってはいるのですが、本の内容としては非常に有益な内容で、読んだ後は「よし、ちょっくらリーダシップ発揮してくるわ。」っていう気持ちになれるような本でした。日本のビジネスマンにおすすめ。管理職と呼ばれるポジションについてからリーダーシップを発揮するべきだと考えている人は特に。
リーダーシップの誤解を解く
日本ではリーダーシップという言葉がネガティブに受け取られることがあります。
これは日本がリーダーシップという言葉に対していくつか誤解しているポイントがあることに原因があります。
ネガティブなリーダーシップの一般的なイメージとしては、声の大きい人が自分の意見を押し通すため能力を行使することを指しているような状況があります。
確かになんとなくそういうリーダーもいるよな〜って感じがしますね。
しかし、これは本物のリーダーシップではありません。ただのワガママです。
リーダーシップというのは成果主義と非常に密接な関係があるのですが、端的に言うと最も成果を上げるためには何をすればよいのかを考えて決断していく力こそがリーダーシップなのです。
なので、他人の意見でも一番成果が出そうと感じたら迷わずそれを選択するということですね。
また、リーダーシップというのはリーダーや管理職のポジションの人が発揮すればいいというものでもありません。
チーム全員が発揮しないといけないのです。
こう聞くとまとまりのないチームになってしまうんじゃないかと心配になりそうですが、先述したように全員が成果に向かって動いていればそんな散らばることはありません。むしろ一人ひとりが判断できるようになるので、より大きな成果が上がることは間違いないでしょう。
言われるまで動かない人が集まっているチームと、全員が成果を出すために考えているチームだと、どうしても校舎の方が成果が出やすいものです。
リーダーシップは持っているものではなく、育てるもの
そもそも日本ではリーダーになるための評価基準が歪んでいることも多いです。
よくある例として管理職になるためには経験年数であったりプレイヤーとしての成果が大事だったりすると思いますが、実はそれもあまり良いことではありません。
そもそもリーダーシップとプレイヤーとしての能力は同じではないのもそうですが、リーダーシップは育てるものだからです。
これもリーダーシップに関する誤解から生まれていると思うのですが、そもそもリーダーシップはもともと備わっていて管理職についたら発揮し始めるというものでなく、計算能力の様に磨くことができる能力なのです。
これらの考え方があれば、最も理想的なリーダーへのステップとしては、チームメンバー全員がリーダーシップを発揮し、各々のリーダーシップ筋を鍛えていく。そして肩書を持つにふさわしいリーダーシップマッチョになったところで昇格するということなのです。
確かに、リーダーになってから急にリーダーシップを発揮するというのは、スポーツで言えば試合中に筋トレするようなものですよね。それじゃ遅いよって話です。
とにかく採用に活かそうと思って読んだ本書でしたが、日頃からどうすれば最も成果が出るかを考えて行動して、いつでもリーダーを任されても大丈夫な人間になろうと思える本でした!
次こそは採用についての本を読もう。
以上、いっとくでした!
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