頑張る勇気がモリッと湧いてくる|究極の鍛錬【書評】

究極の鍛錬 表紙ビジネス書

こんにちは、いっとくです!

僕は昔から勉強とか練習とかそういうあんまり楽しくなさそうな努力が割と苦痛ではありませんでした。かと言って積極的だったかと言われてると…という感じではありますが。

それが2年ほど前にエンジニアになって以降、自分を高めるために頑張りたいという意欲が急に高まりを見せたのです。

エンジニアの仕事が自分に合っていたというのもあると思うのですが、焦りもあります。

だって今新卒でエンジニアになった人が今の僕の年齢になった時、既に経験が6年になり、相当なスキルを付けているはずだからです。

やるからには負けたくないので、圧倒的に頑張らないとやばい!脳の成長もどんどん衰えていくだろうし、、、と考えたらいても立ってもいられなくなります。

しかし努力をするといっても、がむしゃらに何も考えずにやってしまっては意味がないだろうということで、まずはその方法を知るためにこちらの本を読みました。

究極の鍛錬 表紙
究極の鍛錬
著:ジョフ・コルヴァン 訳:米田 隆
出版:

これは以前読んで感銘を受けたモチベーション3.0の中でも参照されていた本なので期待に胸を踊らせて読みました。

いや〜長かった。kindleで読むと毎回読み終わるまでどれくらいのボリュームの本なのかがわからなくなるんだけど、これは長かったね〜

長かったんだけど、かなりの良書でした!!

本書の内容を要約すると、「偉大な成果を残した人物を作ったのは才能ではなく努力なので、正しい努力を長期間行うことによって、誰でも偉大な成果を残せる可能性がある」という感じ。

とにかく正しい頑張り方がわかり、そこに向かう勇気を与えてくれるという点で、かなり読む価値のある本でした。

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卓越した能力は努力の賜物

本書の内容はとにかく読んだ人全員が救われる内容になっています。

なぜなら卓越した能力を手に入れるために必要なものは才能ではなく努力だということをひたすらに証明してくれているから!

生きているとこの人は本当に才能があるな〜と感じざるを得ないタイミングがあります。

確かに、人は生まれながらにしてある程度の能力に差分があるのは間違いないでしょう。そしてそれは結果に影響することが日常で結構あるように思えます。

しかし、卓越した能力というのはそういう次元ではなく、本当のトップの人達のお話になります。

こういう次元まで行くと才能は大きな要素ではなくなり、費やした努力の量がものを言うようになるらしいのです。

これは嬉しい事実。頑張る価値があるというものです。

だって、どんなに頑張っても才能がないのであれば全く意味がないなんて悲しすぎますからね。努力するからには何が何でも報われたい。

でも、世の中には経験年数を覆す事例はたくさんあるし、めちゃくちゃ練習の量をこなしたけど芽が出ない人がいるというのも事実です。

そうなんです。ただ努力と言っても、卓越した能力を手に入れるための鍛錬と言うのには条件があります。

正しい努力の条件とは?

本書で、究極の鍛錬には以下の条件が必要だと主張しています。

  1. メンターにより、正しく設計されたトレーニングである
  2. 繰り返すことができる
  3. 結果に対してフィードバックがある
  4. 精神的につらい
  5. 面白くない

なぜ上記のような条件が必要なのかは、本書を読んでいただければわかるのですが、結局の所コンフォートゾーンから外れたところにあるトレーニングをひたすら繰り返す必要があるので、とにかくしんどいわけです。

プロはできることを磨くのではなく、できないことをできるように試行錯誤します。

僕は大学時代からダンスをしていましたが、今振り返るとコンフォートゾーンにしっかり収まった練習していたな〜と思います。どうりでそこまでうまくなれなかったわけだ。

プログラミングも初期の頃はコンフォートゾーンから一歩も出ずに繰り返し構文の書き方だけを勉強してたな〜。あれも確かに費やした時間に比べて全然意味なかったと思う。

つまるところ、究極の鍛錬というのは総じてあんまりおもしろくないしきついものなのです。

一般的には10年ルールとも言われており、とりあえず究極の鍛錬を最低でも10年間続けることでその分野で一流と呼ばれる人間になれるんだとさ。

じゃあどうすればそんなに頑張るモチベーションが湧くのでしょうか?

それは結局、他の人と比較し、優れていることを認められ、自分でもそれを誇りに思うことで、内発的な動機に結びつき、努力を楽しめるようになるという良い循環を起こす必要があります。

優れていることを認識する → 嬉しい → 頑張る → 更に結果を出す

という正のループを作るわけです。

そのループに入るためには結局努力が必要なわけで鶏が先か卵が先かみたいな話ではありますね。

個人的には井の中の蛙でも構わないので、小さな世界で上を目指し、どんどん世界を広げていくのが現実的なんじゃないかな〜なんて思ったりします。

正しい努力とはどんなもので、それを続けることでどんな効果がもたらされるかを教えてくれた本書は、一言で言えば頑張るためのバイブルという感じでかなりの良書だと思いましたー!!

年をとってからでも努力は裏切らないとうことがわかったので、後輩にナメられないようにガンガン勉強して自分を高めていこうと思わされましたわ〜。

以上、いっとくでした!おしまい!

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