こんにちは。いっとくです!
インターネットってすごい。
すごすぎて一体どんな仕組みで動いてるのか全然わかりません。なんでケーブルで繋がってないのに色々繋がっちゃうの?
というか0と1の情報が何故に文字になって画像になって動画になっているのかさっぱりわかりません。
素人からすると贅沢して2とか3とかも使っちゃえば?なんて思ったりするんですけど、きっとそれだとうまくいかないことがあるんでしょうねぇ。
ところで、インターネットは今となっては使っていない人の方が少ないくらい人類にとっての大発明です。
そして、世界で大きく発展しているような企業はインターネットを駆使したサービスを展開しているところがほとんどです。
GAFAに始まり、AirBnBやUberやTikTokやTwitterなどの大きな企業はインターネットベースのサービスを展開しているし、企業よりも少しスコープを広げてみても、AIやドローンやIoTやブロックチェーンやシェアリングエコノミーや自動運転など、どれもインターネットを前提として発展していくサービスばかり。
つまり、インターネットという大きな流れに乗って大成功したわけです。
ということはインターネットの次の流れが来た時、それに乗れば成功しやすい。
なので世界中の賢い人たちは血眼になってインターネットの次に来るものを探しているはずなんです。
実は僕もインターネットほどの大発明の次に来るものがなんなのか気になったので、うっかりこんな本を買ってしまいました。
インターネットの次に来るものという本です!そのまんま!
なかなか読み応えのある本で、読み切るまでに恐ろしいくらい時間がかかりました。多分10時間くらいかかります。
内容はとても充実してて面白かったのですが、これだけは言わせてください。
タイトル詐欺ーーー!!!!!!
おそらくこの本を手にする人は、インターネットの次に来る技術が全然想像つかないから手に取ると思うんですけど、結論から言うと全部を読み切ったとしてもインターネットの次に来る技術というのは全くわかりません。
この本の原題は「THE INEVITABLE – Understanding the 12 technological forces that will shape our future」というもので、そのまま直訳すれば「私たちの未来を形作る回避不能な12のテクノロジー」みたいな感じです。
インターネットの次に来るとか全く言ってません。
気になる本の内容は、インターネットが生まれてから30年の間でどのような変化が訪れたかを見てきた筆者の経験から、これからも止まらない流れにはこんなものがありますよ。そして今後はこうなっちゃうかもよ!?みたいな予想をふくまらせていくようなタイプです。
紹介されているテクノロジーの流れはどれもインターネット上で発展していく話になっており、全部を読んだ上で内容を正確にタイトルに反映するのであれば「インターネットの中で次に来るもの」みたいな表現した方が正確なのではないかという本でした。
うん。まぁ、そんな訳にすると売れないわな。
わかります。多分僕もそんなタイトルだったら買わなかった。
とはいえ次に来る技術という意味ではあってます。ただ、インターネットと並列するものではないなという感じ。
本が書かれたのが2016年で、これを読んでいる今は2019年なので、3年経った今若干答え合わせを見ているみたいな感じで読んでいるのですが、本に書かれていることは間違っていない。
そういう意味では有益な内容の本ではある。
なので、もしこの本を読むかどうか悩みながらこの記事にたどり着いた人は、ぜひ「インターネットの中で提供されているサービスの中でも、どんな大きな流れがあって、どんなサービスがどんな理由で発展するんだろうか?」みたいなところにも興味があればぜひ読んでみるといいと思います。
シンギュラリティには強いシンギュラリティと弱いシンギュラリティという2つのケースがありますが、特に弱いシンギュラリティを信じている人は興味を持ちやすい内容だと思います。
逆に、インターネットとかそういうインフラレベルの注目されている技術が気になるという人が読むと、「思ってた内容と違う!」となるのでお気をつけください。
まぁでもインターネットほど普及した技術なら全く無視して別の革命的なサービスが出てくるってことは考えづらいよね。
インターネットだってその前にあった電気を扱う技術とかをベースに開発されているんでしょうから、これからの発明はインターネットを組み合わせて出てくる可能性の方がずっと高いんだと思います。
仮にそんな革命的な技術の開発が始まっていたとしても、まだ誰も知らないし、発明に携わっている人すらそんな大ごとになると気づいていないのかもしれません。
僕らに必要なことは予想することよりも敏感になること
話が脱線しましたが、本書ではインターネット上で発達してきた大きな流れの中でも、回避できそうにもないような大きな流れを12パターンに分けて解説しています。
その細かい一つ一つの現象自体はこれから来そうな流れというよりは、今までこんな流れがあったから世の中ではこんなサービスが成功してますよという話が多いです。
その一つ一つはすごく示唆に富んでいるし、確かにこれらを応用したものが何個も生まれて一世を風靡するんだろうなぁという感想。
しかし、本書の中でも僕が個人的に心に留めておかねば!と思ったのは背表紙にある一言。(本文でも出てくるんだけどどこで出てきたたのかは忘れました)
人間の歴史の中で、何かを始めるのに今ほど最高の時はない。
今こそが、未来の人々が振り返って、「あの頃に生きて戻れれば!」という時なのだ。
まだ遅くはない
インターネットの次にくるもの
これは当たり前のことだけど、未来予想を的中させる人なんていなくて、人類は気づいたら新しいステージに突入していることが多いと思うんです。
スマホとかもいつの間にかめちゃくちゃ普及していましたよね。
でも、どんなものにも始まりはあって、その流れに気づく嗅覚を働かせるのが大事なことだと思うんですよね。
で本書曰く、その始まりの時期が今かもしれないっていう話。
今はAIやIoTやブロックチェーンや自動運転など色々な技術がヤバイ!と叫ばれていますが、本当にその技術がこれからも発展してメインストリームになるのかどうかは誰にもわかりません。
でも、一つだけ確実そうなことは、未来のメインストリームになる技術はまだ登場していないか、登場したばかりの可能性が高いということです。
おそらく未来になって振り返ってみると、なんであのタイミングでちょっと考えればわかりそうなことを思いつかなかったんだという気持ちになる人っていつの時代でも大量にいると思うんです。
だからこそ、そういった後悔をしないようにするためにも、常に変化を感じ取る敏感な嗅覚を働かせて「今がチャンス!」と思うようにしないといけないなと思います。
あ、これくるかも!と食いつくフットワークの軽さと嗅覚。
側から見るとただのミーハーに映るのかもしれませんが、多分それくらいやらないと、情報収集はしっかりしたけど何も行動しなかった結果、知識が無駄にあるだけの批評家気取りの何もしてない奴になっちゃいますから。
とはいえ、何でもかんでも食いついていくほど、世の中にある技術やサービスは少なくないし、僕らの時間とやる気も無尽蔵ではありません。
だからこそ、僕が思うに未来のメインストリームを一番捉えやすい方法というのは、これから来ると言われているいくつかの分野の中で自分が興味をもって突き詰めることだと思うんです。
例えば、AIが面白そうならディープラーニングを学んでみたり、ドローンの操縦がラジコンみたいで面白そうならドローン操縦氏の資格を取ってみたり。
僕が今、夢中でやっていることの一つにポッドキャスト番組の制作があります。
ポッドキャストがこれから世の中のメインストリームにまでなるとは全く思っていないけど、音声メディアというのはこれから注目を浴びるジャンルだとは言われています。実際に使っているとかなりのポテンシャルを感じているので、何かが起きることは間違いないと思う。
なので密かに期待してはいるものの、実は別に音声メディアの時代が来なくても、やってて楽しいから続けられるんですよね。
どんなニッチなものにも市場というのは存在しているし、これからAIが人間の仕事を代替していくとなると、人間のやるべき仕事というのはどんどんクリエイティブに偏っていくと思います。
なので、これから時代が来そうと言われているジャンルの中で自分の理想を突き詰めていいコンテンツを準備していくのがテクノロジーの波に乗るためには必要なんじゃないかな〜と思います。
こうやってブログも書いているわけですが、ブログは正直世の中的にはオワコンになったと言われまくっています。
しかし、僕の中では一つのこうなるんじゃないかな〜という流れの予想があるので、それに向けて着々と準備を進めていこうかなという感じに思いながらも、もう2年も続けて習慣化したので楽しんで書いているわけです。
ということで、今回読んだインターネットの次に来るものという本ですが、ビジネスのメインストリームを大雑把に捉えることができる本だとは思うので、IT系の会社に勤めてまだ歴が浅く、業界知識が乏しいという方は一度サラッと読んでみると、流れが掴めて良さそうという本でした!
でもやっぱりインターネットの次に来るものは誰にもわからないよ!
個人的にはフリーエネルギーが来てほしけど。
以上、いっとくでした!
おしまい!
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