一流と二流の差は紙一重だって?「一流の人に学ぶ自分の磨き方」の書評

ビジネス書

こんにちは!

留学の資金を貯めるためにリゾートバイトを始めて、どんどん一流のホテルマンに向かって進んでます。本末転倒!いっとくです!

本当のところはホテルマンとしてはモチベーションが低すぎて全くそんなことはありませんが。

 

そんなわけで時間があるので本をたくさん読もうということで今回読んだのはこちらです!

一流の人に学ぶ自分の磨き方
(著:スティーブ・シーボルド 訳:弓場 隆 出版:かんき出版)

 

紺色のマットな表紙に金色の文字でタイトルが書かれているのでちょっとリッチな雰囲気が。

ブックオフだから200円だったけども!

 

本書は20年かけて一流の人を研究してきたという変態クラスの一流マニアである作者によって書かれた、一流の人と二流の人の違いから自分を磨くための方法を学ぶことができる本です。

 

一つ一つが短く、場面ごとに一流の人はこうであり二流の人はこうであるという構成で書かれているため非常に読みやすい。

 

一流の人と二流の人には能力的な違いはほとんどなく、あるのは考え方が紙一重で違うだけとのことだが読み進めていくほど紙一重が積み重なって紙百重くらいの違いになっています。

つまり一流の人と二流の人はかなり違うっぽいということ!

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一流の人に学ぶ自分の磨き方の名言集

全部で12章で構成されており「信念」「勇気」「努力」「情熱」「成長」「規律」「学習」「感謝」「謙虚」「正義」「忍耐」「寛容」のテーマごとに一流と二流の違いが書かれています。

そもそもの一流と二流で分別しちゃうのがあんまり日本人には受け入れられなさそうですが、一流二流と分けると角が立っちゃうのですごい人と普通の人くらいに分けておくと飲み込みやすいですね。

 

読んでみたところ読みやすくてグイグイ読んでしまったのですが、ためになる言葉がたくさんあったのでいくつかピックアップして紹介していこうと思います!

一流の人は常に代償を払う準備をしている

二流の人は成功の原因をただの「幸運」で済ませてしまうが、本当の一流の人はすさまじい努力をして築き上げていっているというもの。

人生は最初に努力をしてあとで充足感を得るか、最初に楽な道をあとで選んで後悔するかの二つしかないことを一流の人は知っている。

だからこそ、そこに苦難があって乗り越えなければいけないということを覚悟しているのだというお話。

常に楽したいと思っている自分に言い聞かせないといけないお言葉でした。

一流の人は現実を直視する

二流の人は自分の努力と結果について現実以上のものだと思い込んでしまう節がある。

そして、心の中ではどこか理想の実現はできないだろうと思い込んでしまい行動せずに終わってしまう。

しかし一流の人は現実が見えており、そこには不断の努力が必要だという現実が見えているため頑張れると。

確かに僕は英語やプログラミングの勉強をしていると、心のどこかで独学じゃ無理と思っている気がする。。。

努力が必要!

一流の人は勝つ決意をする

勝つかどうかの大きな違いは戦いの前に勝つ決意をしているかどうかで決まる。

二流の人は勝負の前に努力と報酬のバランスを考えて努力するが、一流の人は勝つためにできることを全てする。

すると苦しい局面が訪れた時に、二流の人は逃げ出し一流の人は乗り切れるという差になる。

 

僕は完全に努力と報酬が見合っているかどうかを考えてしまうタイプなので反省しようと思いました。笑

一流の人は生産性にこだわる

一流の人は仕事の生産性を意識し、二流の人は労働時間を意識して仕事をしている。

そのため成果に圧倒的な違いが現れ、たった5%しかいない一流と呼ばれる人たちが社会全体の90%の富を持つ結果になっている。

しかし、能力自体に差があるわけではないので意欲を持つだけで5%に入る可能性がある。

 

僕は今派遣社員で時給で働いているので完全に労働時間を意識しちゃってるけど、サラリーマンに戻ったらそういう働き方しないとダメだよなぁという戒め。

一流の人は複雑なことを単純化する

一流の人は複雑なプロセスを単純化することに価値を感じ、二流の人は複雑なものこそ素晴らしいと思い込む。

ここでアインシュタインの逸話。

身近な人に相対性理論を説明する時、科学者は複雑なものだといったがアインシュタインは「好きな人と一緒にいると時間の経過が早く感じ、嫌いな人といると長く感じるでしょ?そういうこと」と言い放ったという。

 

シンプルイズザベストの精神で生きている僕にとっては最高に嬉しい考え方。

複雑なもの全部なくなってほしい。

プログラマーとかSEは結構こういう考え方する人が多いイメージです。

同じ挙動をいかに短いコードで書くか!みたいな。

一流の人は快楽より規律を選ぶ

一流の人は規律を力だと信じ、二流の人は規律を重荷だと思っている。

一流の人は自分を律することでその自尊心を形成し、前を進む原動力を鍛えているのだという。

 

以前読んだニーチェの言葉という本にも同じようなことが書いてあったが、自分だけしか知らないことも素直に真面目に取り組むことによって、それを達成したこと自体が自尊心に繋がり人は成長するということ。

関連記事:哲学に何も興味がなかった男がニーチェを読んでみた|超訳ニーチェの言葉

一流の人は批判に動じない

一流の人は批判を想定しているから動じないが、二流の人はショックを受けて傷つく。

一流の人は成功すると嫉妬から様々な襲撃に合うことを想定しているので彼らの批判をものともしない。

そして、他人の動向も気にしないため、批判をしない。

 

ホリエモンとかのツイッターを見ているとしょっちゅう炎上しているけど全く気にしている様子がない。そういうことなんでしょう。

一流の人は恐怖をたやすく手なずける

一流の人は恐怖を手なずけるが、二流の人は恐怖に支配される。

これは一流の人が今まで恐怖を乗り越えて成長してきたため、恐怖が訪れた時に平成を保ち対処する方法を知っているからだ。

そして、いつの間にかそれ自体が快感になるという。

 

すごいな〜。そうなりたいと思う一節。

恐怖がきたら立ち向かおう。逃げちゃうかも。

一流の人は常に目標を念頭におく

二流の人は年頭に目標を設定し、翌年までそのままにしておくが、一流の人は常に目標を設定して達成にこだわるのです。

だから二流の人はすぐに目標を忘れるが、一流の人は潜在意識に目標が刻まれている。

 

あいたたたたた、耳が痛い耳が痛いよー!

年始にブログで目標を書いたものの本を50冊読む以外全て忘れている僕が通りますよー。

関連記事:一年の計は元旦にあり!

 

今見直したら今のところ達成見込み8割でした。

意外といいいじゃんと思った僕は、きっと二流なのでしょう。

一流の人は想像力を駆使する

一流の人は想像力を駆使して未来を実現し、二流の人は想像力を子供の遊びとみなす。

だからこそ一流と呼ばれている人たちは世の中に衝撃を与えるようなものを作り出しています。

そしてその英気を養うために美しい自然に触れるのだとか。

 

せっかくリゾートバイトで日本各地の大自然に触れ合っているわけなので、もっと想像力爆発してもいいよな〜。

特に日光ではだいぶ自然に触れてきたので、僕の想像力が爆発する日は近いはず…?

一流の人は感情指数を高める

一流の人は人間が感情で動く生き物だと思い、二流の人は論理で動くものだと思っている。

だからこそ、一流の人は感情に訴えかけるテクニックを学ぶことには手を抜かない。

 

これは営業をやっていた時代に痛感した内容でもあるのですが、お客さんは理屈でものを買いません。

ここまで理屈通ってたら受注するでしょと思っても全然うまくいかないのに、逆にこれ使って意味あるの?と思うような時でもお客さんがノリノリだったら急にに受注したりします。

それは結局小手先のテクニックばかり身につけた営業なんか全く意味がなく、人を動かすものは結局感情だからなのでしょう…

一流の人は世の中の進歩を歓迎する

二流の人は世の中の進歩に不安を抱き、一流の人は世の中の進歩をあるべき姿として歓迎する。

そのため進歩のスピードが加速している現代では、進歩に対してビクビクする二流と進歩を受け入れて胸を躍らせている一流ではますます格差ができていく。

 

確かに以前読んだシンギュラリティビジネスにも書いてありましたが、テクノロジーの進化のスピードはどんどん加速しています。

関連記事:これからの時代に必要な力はおもしろさだと思った話|シンギュラリティ・ビジネスを読んだ感想

そんな中で、止められない進歩に対してビビって不満ばっか言ってると置いてかれちゃうぞ!って話ですね。

最近は僕も柔軟に受け入れようと、新しいサービスを積極的に使うようにしています。

最近だと Airbnbを使ってみましたが素晴らしいサービスでした。

読めば読むほど自分が二流であることを痛感

もう読めば読むほど自分の考え方が二流思考だなってのがわかります。

どんどん二流。

読んでて恥ずかしくなるもの。

でも大丈夫。今気づけたということはここから自分磨きが始まるわけです。

というわけで正直一流二流分けて色々言われすぎて、二流の自分としてはだいぶ消耗しましたが、逆にいえばすごくためになる本でした。

社会人になりたての人とかは初めのうちに読んで意識を変えるのにもってこいの本でございました。

 

おしまい

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