どうもー、いっとくですー。
右脳を鍛えるためにたまに小説読んでまーす。
最近読んだ本のことばかり書いていますが、学生時代はそんなに本を読む人間ではありませんでした。
新卒の頃に憧れの副社長から「若い時は月に必ず収入の5%を書籍に投資していた」という話を聞いてから読むようになりました。
そんな僕ですが、大学生の頃にも一つだけ本にまつわる習性がありました。
毎年夏休みになると必ず実家に帰省していたのですが、その時に飛行機の中で読むための本を大学生協で買っていたのです。
今考えると別に本を読むのが好きなわけでもない当時の僕がなぜそんなことをしていたんだろうと思ってたのですが、よく考えたら大学生活の前半はまだガラケーの時代だったので飛行機の中で時間をつぶす方法がそれしかなかったんでしょうね。
まぁきっかけは何であれ、毎年夏休みになると生協で本を選んでいたのですが、あの時間は結構ワクワクして好きだったんですよね〜。今も鮮明に思い出す良き思い出です。
そして今回読んだ小説は、訳あってあの時この本を選んでいたら最高だったろうな〜っていう内容でした。
一言で言うなら、鉄塔好きの主人公と、たくさんの奇行をする少女、幽霊が見える少年の3人の中学生が織りなす、ありふれた日常かと思いきや突然のファンタジー活劇という感じでしょうか。
内容は普通に面白かったのですが、超面白いから絶対読んだほうがいいよ!という感じでめちゃくちゃ人におすすめするようなものでもありませんでした。
しかし、この本が僕にぶっ刺さった理由はその舞台にあります…
なんとこの物語の舞台は母校である埼玉大学周辺で展開されているのです…!
めっちゃ汎用性乏しい感動ですみません!
おそらく埼大生であれば誰もが、テニス or BBQ or その他アクティビティをしたことがあるであろう秋ヶ瀬公園
その秋ヶ瀬公園が物語に登場した瞬間電気が走りました。
見知った土地で進む物語のおかげで普通の小説よりもくっきりと情景が想像でき、よりみずみずしい印象が残る、そんな小説でした。
あと主人公のキャラがいいですね!
地味系の中学生ですが、鉄塔好きでめちゃくちゃ鉄塔に詳しいという個性を持っています。ホント自分もそういうマニアック属性欲しいわーって思うのでふむふむ言いながら読んでましたね。
お香とかはそこそこ集めてましたが特に知識とかないんですよねー。
多くの小説は綿密な調査の上に成り立っているから、鉄塔とかそういうマニアックな部分の知識がちょっとだけ覗けるというのもいいところの一つですよね。
まぁとにかく、そんな見した土地で進行する物語だったので、芋づる式に大学時代のこととかを思い出して、ノスタルジックな感情に浸ることができました。
あと関係ないけど、この前大学の時の友だちに「今更だけどよくあんな家住んでたね。笑」って言われました。確かによくあんな家住んでたな、自分。
ということで、あんまり小説の中身については触れてないですが、非常に私的な理由から楽しんで読むことができた小説でした!
自分の思い出の地が舞台の小説を読むのはなんとも言えない感覚があるということがわかったので、物語が展開される舞台で小説を選ぶっていうのも結構面白いのかもしれませんね!思い出ドリブン読書。
もし興味がある人はやってみてはいかがでしょう?
以上、いっとくでしたー。
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