特にその時めちゃくちゃ笑ったわけでもないけど、妙に頭から離れない言葉。
忘れ得ぬ言葉たち。
多分誰しもが持っていると思います。
思い出そうとして思い出すことはできないけども、ふとした瞬間に急に蘇る。
そんな天邪鬼な言葉を蘇った瞬間に記事にすることで生け捕りにしてしまおうというコーナーです。
化学の授業の定番!水兵リーベ
僕は中学生のころまではどちらかというと、文系よりも理系の科目の方が得意でした。
しかし、高校に進学した瞬間、今までとは比べ物にならない難易度に進化した数学と化学によって僕のプライドは瞬間で折られます。
理系科目に対してすぐさま挫折をした僕でしたが、1年生の時は化学の授業が必修でした。
中学で中途半端にいい成績をとっていた僕としては、勉強に関してやはり多少のプライドを持っていたのでしょう。
もちろん勉強します。
全部一夜漬けという、当時から何でもギリギリでやるという人間性が溢れ出してはいましたが。
高校の理科というのは語呂合わせというものが存在します。
僕は語呂合わせでの記憶が、バッタの足が出てくるシャープペンシルくらい嫌いなのですが、そんな僕でも使っていたものがあります。
元素記号のカルシウムまでの覚え方です!
「水兵リーベ僕の船七曲がるシップスクラークか」ってやつです。
水兵 Loves My Ship !!
ちなみに僕は中学校の先生により独自の覚え方をさせられたため、
「水兵リーベ僕の船。何?間がある!?失敬!プリンス!クラークか!」という、勢いだけの語呂合わせで記憶しています。
しかし、僕のクラスにはこれを上回る勢いだけの語呂合わせをしているやつがいたのです。
高校のテストの日に休み時間を使って最後の詰め込みを行うのは、全国共通の社会現象でしょう。
化学のテスト直前、僕の後ろにいたK君がボソボソとつぶやいています。
「水兵リーベ僕の船。なますっぷすかKC、、、なますっぷすかKC、、、」
なますっぷすかKC????
なにそれ?と思って聞いてみると、周期表を覚えているらしい。
なんて無理やりな覚え方!
人間の記憶は何かと紐づけることで覚えやすくすることができると言われていますが、完全に記憶の法則を無視した雰囲気だけの記憶術。
Aで始まる元素が2個出てくるので混乱することは間違いありません。
しかし不思議なことに、このわかりにくい「なますっぷすかKC」という言葉が僕にとっての忘れ得ぬ言葉となっているのです。
今朝も学生の食器を並べながら、「なますっぷすかKCってなんだろうなぁ」と思いを馳せるのでした。
以上、僕の忘れ得ぬ言葉「なますっぷすかKC」の話でした。
おしまい!
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