今回は心理カウンセラーの「心屋仁之助」さんの本を読んでみました!
解釈を間違えるとホームレスを量産しかねない内容にも感じられますが、心屋さんの考え方はいつも面白いなぁと感心させられます。
一生お金に困らない生き方
(著:心屋 仁之助 出版:PHP研究所)
心屋さんの考え方に触れたのは、ポッドキャストのラジオ番組である「心屋仁之助の本当の自分を見つけるラジオ」を聞いたのが最初でしたが、気づいたら毎週聞いていて、結局本まで買ってしまった。
お金の「稼ぎ方」ではなく、お金に困らないための「あり方」
この本に書かれていることは、お金を稼ぐ具体的な方法ではなく、お金持ちになる人の「あり方」というものについて書かれています。
具体的な方法ではなく「あり方」を変えなければ、何をしても豊かにはなれないよということらしい。
そしてそれを実践するのはかなりの勇気がいるし、軽い気持ちで実践しても100%全ての人が成功するのではなく、恐らく失敗する人も出てくるであろうという内容です。
まずは日本人のお金に対する考え方を考え方について。
日本人というとお金に対して「汚いイメージ」「いやらしいイメージ」持っていることが多いです。
しかしそれではお金は入ってきません。お金にいいも悪いもないので、まずはお金を好きになりましょう。
パクチー嫌いな人の家にパクチーは置いていないのと同じです!とのこと。
うーん、確かにそうっちゃそうだけど極論のような気もします。
そもそもお金で手に入れたいもの
お金で手に入れたいものについては目から鱗な考え方でした。
僕は何か目的があったり漠然とした物欲から、モノやサービスを欲しがるのだと思っていました。だからお金が必要になる。
しかし、心屋さんに言わせると、それはものやサービスを通して得られる安心感が欲しいのだというのです。
お金がなくなって自分に制限をかけなくてはいけない状態になる不安感があるからこそ、お金を使うのが怖い。だから安心するためにお金が欲しい。
しかし、お金を使わないとお金が循環しないから入ってこない。
欲しがるから入ってこない。
本当はお金はそこにあると気づきなさいと。
心屋節が炸裂していますね。
心屋さんの特徴的なところは今まで当たり前だと思っていた原因と結果を全く違った捉え方から教えてくれるところでしょう。
頑張るから豊かになれない
普通お金を稼ぐためには頑張って仕事をしないといけないと考えると思います。
しかし、心屋さんはその逆の考えを持っています。
自分が存在しているだけでもらえるお金「存在給」という概念。
要するに自分が寝たきりの状態になって、社会に何も価値をしていない時にもらえるお金のことです。
この存在給を増やすことが豊かになるための考え方だと言います。
会社で必死に働いて得た分の給料は頑張りに応じて増減するので歩合給となります。
ここで歩合給だけしか見ていないと頑張った分しかお金が入ってこないから豊かになれないですと!?
感覚的なところが全然わからん。
心屋さん曰く、頑張らないためには勇気が必要ですが、やってみると思いもよらないところから助けがくるらしい。
本当にその通り行動して何もなかった時のリスクがでかい。笑
自分で頑張るのを辞めた時に他力というものが入ってきます。
いつも自分が頑張ってしまうから他力が入ってこない。
他力のエネルギーはすごいもので、自分がどれだけ頑張っても及ばないような力を持っています。
だから頑張るのは辞めましょうと。
そして存分に他力を活用することで豊かになる。
この考え方を極端に受け取り過ぎてしまうと「めちゃくちゃサボる厄介者」になりそうで怖いなと思いましたが、確かに自分の頑張りが他力を寄せ付けなくなるという考え方には同意です。
本当に実行するのが怖い考え方のオンパレード
心屋さんの本は実際にやるのは少しリスクが高い考え方も多い気がします。
特に頑張るのを辞めた瞬間「なんか知らんけど」想定外のところから豊かさがやってくるというもの。
本人もなんかしらんけどそうなるものなんですくらいのスタンスで話しています。
なんか知らんけど、お金は使った分だけ入ってくる。
なんか知らんけど、頑張るのを辞めた瞬間豊かになった。
そう、なんか知らんのです。
受講者もなんか知らんけど頑張るのを辞めてからうまくいってる。
でもその裏に存在しているであろう失敗例が全く見えてこないから怖いと思うのでしょうね、僕は。
この本から見習うべきと思ったこと
僕がこの「一生お金に困らない生き方」を読んで、見習うべきだと思ったこと。
それは「自力で頑張るのを辞めたら他力が入ってくる」ということと「自分の価値を認めてあげる」という部分だと思います。
特にセルフイメージが低い人は、心屋さんの本や考え方に触れて自分を認めて価値を認識していくことは非常に重要なんじゃないかなと思っています。
そして、この本を読んで僕は決意しました。
留学資金、、、、親に借りよう。
まさか3ヶ月の留学のために1年もリゾートバイトすることになるとは思っていなかったもあります。
そして、1年も社会人生活から遠のいている恐怖と時間の勿体無さを最近ひしひしと感じています。
結局親にお金を借りなかった理由は、いい子でいたいから。
そして、それが一番だと思って何も相談していなかったのです。
どうせ貸してくれないだろうと自分の中で勝手に結論をだして。
そんなわけでピロリ菌の除菌が終わって、身体的に海外行ける準備が整ったら足りない額の借金について打診してみようと決めたのでした。
今までの自分にはなぜか全く思いつかなかった選択。
思いついてはいたけど選択しようとしていなかったという方が正しいですが。
そんな自分にない考えを与えてくれる心屋さんの言葉。
結構おすすめです!
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