橘玲の代表作「マネーロンダリング」が、普通に傑作ミステリー

こんにちは。いっとくです!

社会人になってから割と本を読むように意識しているのですが、いろんな本を読み漁っているうちに、何人かこの人の本なら間違いなさそうっていう著者に出会います。

僕にとってその中の一人が橘玲さん。

マネーに関する知識がめちゃくちゃ豊富で、非合理的な社会の慣習に対して、エビデンスを元に鋭い批判をするようなビジネス書をたくさん出しています。

「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方」や「残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法」などは結構有名な気がする。

著書のタイトルが毎回橘玲!って感じがします。

そんな橘さんのデビュー作!

それがマネーロンダリング

マネーロンダリング 表紙
マネーロンダリング
著:橘 玲 出版:幻冬舎文庫

小説です。

橘さんは何冊か小説も出版されているようですが、読むのは初めて。

ジャンルはミステリー、、、なのか?

推理×マネーという感じでした。

読んだ感想としては、持ちにくいほどに分厚いけど読みやすい!

読みやすいというかボリューム的には500ページくらいあったのですが、半分を超えたあたりから早く先を読みたすぎて、あらゆる隙間時間に読んじゃいました。めくる指が止まらんのよ。

ということで、20年前くらいの古い本ではあるのですが、すごく興奮する内容だったので、見所を熱弁していきたいと思います!

スポンサードリンク

マネーロンダリングの見所!

マネーロンダリングの主人公は、かつて金融業界で自分の限界を感じてドロップアウトしてからは、香港で金持ち相手に海外の銀行口座や法人設立の手伝いをしていた男。

ある日、そんな男の元にとんでもない美女が5億円を海外に送金したいという無理難題を依頼してくる。

この女性、一見金融的な知識は何も持っていないようだし、どう考えても誰かが犯罪に手を染めないと解決できないような問題だったため、最初は断ろうとする主人公だったが、葛藤の末、美女に送金するための方法を伝える。

しばらくすると香港にいる主人公の元に日本のヤクザが訪れ、その美女が5億ではなく50億を抱えてどこかに消えてしまったことを知るのであった。

金融のリテラシーは何もなさそうだと思っていた彼女が魔法のようにお金を隠して消えたことに戸惑う主人公。

そんな彼女とお金の行方を探すため、様々な方法を活用していく主人公がたどり着いた結末は、、、

みたいなストーリーです。

絵に描いたようなハッピーエンドは訪れないし、お金にとらわれて頭おかしくなる人がたくさん出てくるし、社会の裏側を覗き見したような気持ちになるので、救われない話だったなぁという感想を抱く人もいると思うのですが、個人的には読んでてすごく面白かった

まず500ページという長いストーリーの中に散りばめられた伏線が最後には綺麗に回収される美しさとか、金融の知識をこれでもかというくらいに披露するところとか、登場する人物はそれぞれ専門分野に長けている感じとか、とにかく読んでて子気味良い感じでしたね〜。

特に金融知識的な部分がストーリーを面白くするためのエッセンスとして光っています!

巻末の解説で「ここまで知っているのはすごい」的なことを税務局の人(?)が書いていたので、きっと正しいのでしょう。

もちろん今はこの本の出版から20年たったので、色々と変わっているとは思うのですが、それでも僕みたいなお金の仕組みに無頓着なものからすれば、全然気になることはありません。

そしてそんな裏付けがあるからこそ、物語がよりリアルに感じられて面白いわけです!

特に税金から逃れるために使う様々なテクニックは、現実でできそうなことをやっているのに、魔法のように隠すことができちゃっているというところは読んでいていて爽快な気持ちすら覚えます。

また、登場人物もなかなかに魅力的です。

主人公は自分の力の限界を知っていながらも、さらっとすごそうなことをやり抜けちゃう能力の高さとか、消えた美女の関わった人を全員ダメにしてしまう感じとか、なんでも金で動く香港人の気質とか、日本での調査を依頼した時の探偵事務所の人たちとか。

とにかく大金を前に不幸に巻き込まれていくところとか…

古い本なのでネタバレどうこうとかはあんまり気にしていないのですが、これは本当に実際に読んでいったほうが面白い本だと思ったので、あんまり詳しくは書いていませんが、もし年末年始時間があるから何か本でも読んでみようかなと考えているのであれば結構オススメの1冊です!

まずストーリーが面白いし、生きていく上で金融知識欲しいなって思うし、登場人物のそれぞれの結末を考えると幸福な生き方ってなんだろうなぁとも思える、長編にふさわしい奥深さでした。

てかきっとこれを出版した当時とかに読んだら興奮するだろうな〜

現代版マネーロンダリングとか出てくれたら真っ先に読みたいですわ。

以上、いっとくでした!おしまい。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする