こんにちは。いっとくです!
自分に無力感を感じたときや、知りたいことがあったとき、単純に癒されたいとき。生きているだけで色々と感じることがあります。
そんな時、およそどんな状況であれ満足と安心を与えてくれるもの。それが本です。
ただの紙に書かれた文字が、こんなに役立つなんて…
最初に文字とか言葉を考えた人は本当にすごいな〜。誰なの?エジソン?
文字だけで、知識を強化したりマインドを強化したり感動したりハラハラしたりと、本当にそのバリエーションはすごいものがあります。
僕は大学を卒業して社会人になるまで、ほとんど読書をしてこなかったのですが、新卒で勤めた会社では月に1冊だけ本を経費で購入できるという素晴らしい制度があったので、使わなきゃ勿体無い!ということで定期的に読書をするようになりました。
最近ではAmazonプライムの特典でPrimeReadingというありえないくらいお得な特典が用意されているので、あまりコストをかけずに読書を楽しんでいます。
本当はお金をかけたいんですけどね。えぇ、なぜか不思議とお金がなくて、、、
ジャンルとしては基本的にはビジネス書ばっかり読んできたのですが、最近はやっと小説にも手を出すようになりました。
世の中には本当にたくさん本を読む人がいて、そんな人と比べると僕の読書量なんて、アフリカ象とミーアキャットの体重くらいの差があるんですが、それでも統計的には上位10%に入るくらいは読んでると思います。
すると、たまに見つかるんですよね…
ありえないくらい自分に影響を与える本ってやつが!
これはあくまで僕の持論なのですが、読書って量より質が大事だと思うんです。
というのも、たくさん読んでも似たようなことを書いていて、全然新しい知識とか考え方が身につかないってことが往々にしてありますから。
でも困ったことに量を読まないと質について判断できない上に、同じ本でも自分のライフステージとか持っている知識量によって、受け取れる質が変わってしまうんです。
なので、今回は自分が今まで読んだ本の中でも、何回も読み直したくなるくらい内容が充実している渾身の3冊を紹介したいと思います!
よくネットで「本 オススメ」とかで検索すると、何十冊も紹介している記事が見つかりますが、そんなに紹介されても読める量は増えないし選ぶのもの大変だし、そもそもそれ本当に厳選してんの??って思ったので。笑
というわけで前置きがちょっと長くなりましたが、来世も読みたいくらい僕に影響を与えてくれた、渾身の著作を紹介していきます!
自分の中に毒を持て 岡本太郎
ビジネス書とか言っておきながら、いきなりビジネスビジネスしていない本です。
ジャンルは何だろう、エッセイ的な感じなのかな。どちらかというと、岡本太郎の行き方に触れることが結果的に自己啓発になりますよという感じです。
僕みたいなゆとり世代には特に深く刺さる内容かもしれない。
社会人をやっているとつくづく思うけど、何かやりたいことがあって仕事をしている人や、生活のためにいやいや仕事をする人、そして別に嫌ではないけど取り立てた情熱を持ち合わせずに働いている人がいると思います。
でも、情熱を持っていない人って、結局のところどんなことに熱く慣れるか気づいていないだけだと思うんですよね。
人生的はうまくいっていてある程度の幸福感は感じているんだけど、ふとした瞬間に虚無感を感じるという感覚に覚えのある人は一度「自分の中に毒を持て」を読んで、岡本太郎の行き方に触れてみると刺激になると思います。
自分が死ぬ時に「本当に自分の人生を生きた」という生き方がどんなものなのかということを、彼の実体験から学ぶことができるとにかく熱い本です!
ファストアンドスロー上巻 ダニエル・カーネマン
人間の行動心理について知ることのできる名著。
本を読むと、確かにこの方法ならうまくいきそう!とかやる気出てきた!とかあるある!みたいな感情が湧くことが結構あると思うんですけど、この本ほど納得感と説得力がある本はそうそうないと思う。
人間がそれぞれの状況でどんな心理の元でどんな行動をとるのかということが、ひたすら実験結果を元に紐解いている本で、生きる術の一つとして絶対に読んでおきたい1冊。
上下巻に別れているんですが、個人的にはこの上巻がとっても面白い。というか下巻の方はちょっと難しくて、読んでる途中に別のことを考えてしまいました。油断するとすぐ文字だけ追ってしまう状況になる。
そんな名著ですが、欠点もあります。
それはボリュームがすごすぎて、読むまでのハードルがめっちゃ高いこと。
山登りでいうと普通に富士山クラスの本なので、最近本を読む習慣をつけようと思って、ちょっと薄めのビジネス書読み始めましたというような人にはちょっとオススメできません。
多分読み始めても、瞬間で閉じるか、途中で諦めます。最悪の場合、買っただけで満足します。それくらい分厚い。
でも内容はとてつもなく素晴らしいのです。
義務教育から家庭科を無くしてファストアンドスローを突っ込んだ方がいいと思ってるくらいに。
また、ファストアンドスローは内容の良さもさることながら、他のビジネスジャンルの本で本書が引用されることが多いため、前提の知識として入れておくと後々の読書がより深く身につきます。あと、読んだことのある本が引用されているとちょっと嬉しい気持ちになるんですよね。
ビジネス書ジャンルでは根強いファンを持つ橘玲さんも、この「ファストアンドスロー」に強く影響を受けている節があります。
そんなわけで、こちらのファストアンドスローも間違いなく読んで損がない名著だと思います。
さすが心理学者でありながら、ノーベル経済学賞を受賞だけのことはあると思います。
モチベーション3.0 ダニエル・ピンク
3冊目に紹介するのは、「モチベーション3.0」
こちらの本は、翻訳を大前研一さんがやっているということで買った本。
大前さんの本は良書が多いのでかなり好きなのですが、その大前さんが翻訳しているとな!?ということで買ったこちらの本。
これは本当に時が経っても廃れない、人間の本質を知ることができる素晴らしい本です。
内容はタイトルから大体想像つくと思うのですが、人間はどんな時にモチベーシションが上がるのかということを色々な実験で明らかにした後、それを組織や自分に当てはめたり、仕組みとして組み込むための方法について書かれています。
僕がこの本について、すごくいいなと感じたポイントとしては、今まで感じていたけど言語化できていなかった部分を明確にしてくれたということに尽きると思います。
例えば、仕事であれ趣味であれ、同じ作業なのに全然モチベーションが上がらない時ってありません?
僕の場合、こうやってブログを書いていますが、以前はWebメディアの記事を書いていたことがありました。
もちろん僕のブログはアクセス数もかなり少ないので、Webメディアのライターとして記事を作った方が圧倒的にお金になるんです。
しかし、お金になるライターとしての仕事よりもお金にならない自分のブログの方がモリっとやる気が湧いてくるのです。
人間をちゃんと動かすために報酬があるはずなのに、それが全然うまく作用していないわけです。
これはどう考えてもおかしい。合理的じゃない。
そして、僕はこの謎に対して「ライターの仕事はつまらない」という漠然とした結論を与えておしまいでした。
しかし、このモチベーション3.0を読んで、その謎が全て解けたんです。
そもそも人間は合理的に作られていないし、報酬はモチベーションを下げる効果すらあったのです。。
現代においてほとんどの会社では、いい結果を出した人には報酬を与えて、よくないことをした人には罰を与えるという「アメとムチのマネジメント」が横行しています。
この手法は、ある種の働き方には一定の効果をもたらしますが、現在の先進国の間で求められている仕事に当てはめると、多くのデメリットが浮き上がってくるのです。
そんな心理の裏側に潜む人間の心理を、実験と実例で明らかにしていくというのがこのモチベーション3.0のメインテーマです。
特に部下を持つマネージャ、子供を持つ親、会社の仕組みづくりをする人事や経営者の方は、特に知っておくべき重大な人間の心理が明らかになる渾身の1冊でした!
番外編
さて、ここまで僕が今まで読んだ中でも、特に有益だと思う究極の3冊を紹介したわけですが、実はもう1冊紹介したい本があるんです。
この本は僕の人生の中でも間違いなく一番大きな影響を与えたました。
しかし、訳あって番外編に、、、
その本がこちら。
ユニクロの柳井さんと、大前研一さんの共著である「この国を出よ」という本です。
この本に関しては僕がブログを書き始める前に、読んだ本なので、感想についての記事を書いていません。
しかし、この本を読んだ影響で、以前勤めていた会社を辞め、留学に行き、営業からエンジニアという全く異なる仕事への転職をしました。
多分ですけど、もうこれ以上の影響を与えてくる本に出会うことってそうそうないと思うんです。本読んで会社辞めて海外に行ってから転職って人生でも大きなターニングポイントになりますからね。
しかし、なぜここまで大きな影響を与えてくれたこの本が番外編なのか、、、
それはですね、、、、読んだのが昔すぎて全然内容を思い出せないから!!
本を読んで得た情報とか身についた考え方って、時間が経つとどの本から得た知識かっていう情報が抜けるんですよね。
だから多分、僕の中に残っている情報や考え方の中には絶対この本から得たものがあるはずなんですけど、それがどれなのか全然わからないんですよね。困った。
そして、今この本は手元にないので、確認もすぐにできないというね。
なので、いつかこの本を読み返した時に答え合わせをしていこうと思います。
番外編ということで、大きすぎる影響は受けたけど、何が書いてあったか全然思い出せないから手放しでおすすめできない「この国を出よ」でした〜
以上、今まで読んだ本の中でも渾身の書籍をピックアップして紹介しました!
本当は紹介したかった本もあるのですが、活躍の場がニッチすぎるという理由でお蔵入りしてしましたので、いつかなんか別の切り口を見つけて紹介していこうと思います!
以上、いっとくでした!
おしまい。
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