こんにちは、いっとくです!
最近PMとやらを体験する機会がありました。
とはいえ社内でサービスの開発だったので、フルでPM業務にコミットするわけではなく、よくコンビニとかに売っている有名店の名前を背負ったカップラーメンで店主が監修しているやつとかあると思うのですが、その店主くらいの片手間感出しながらのマネジメント業務ではありましたが。(ラーメンのやつ結構がっつり監修していたらすんません!!)
なので、未だにPMがプロジェクトマネージャなのかプロダクトマネージャなのかもよくわかっていません。
とはいえPMなんて業務は今までやったことないし、現場で開発していた時も、そこまでしっかりとプロダクトマネジメントしている人というのを見てきませんでした。
さらに言えば、マネジメントなんてまだまだ先の話でしょうとすら思っていたので、恐ろしく低い視座で仕事をしていたなぁという感じ。もうしっかりアラサーなのに。
そんなわけでそろそろプロダクトマネジメントについて知らないと大変なことになるぞということで、とりあえず僕は本で学ぶことにした。
やっぱり本って最高の先生です。過去に同じ問題に直面した人生のパイセン方が既に解決してくれているのですから!
ってなわけでチョイスしたのがこちらの書籍です。

著:マーティ・ケーガン
監訳:佐藤 真治、関 満徳 訳:神月謙一
出版:日本能率協会マネジメントセンター
プロダクトマネジメントのバイブルと言っても過言ではない1冊!
…らしいです。
他のマネジメント系の本をそこまで読み込んでいないので、あまり比較できないのですが、レビュー通りの良質な内容だったと思います!
多くの製品開発チームが陥りがちな罠やプロダクトを作っていくにあたってどんな部分を意識していけば良いのかがどんどん浮き彫りになっていきます。
一つ文句を言うのであれば、ちょっとボリュームがエグかったので、結局プロジェクトが終わるまでに読みきれませんでした!
やっと読み終わりましたよ!プロジェクトはほぼ終わってますけど〜!
まぁこの辺は己の計画性と、本を読むための時間をうまく確保できなかったところが問題でしたね…
自分をマネジメントせな…
そんなわけで、本書ですがプロダクトマネージャーとしてチームを動かすコツが満載で、具体例とかも載っているので非常に読んでいてイメージしやすいと思います。
ただしイメージしやすいけど読みやすくはない。なんたってボリューミーすぎるんだもの。
僕みたいに今までマネジメントを経験してこなかったものには特に参考になります…それはもう読んでてワクワクするほどに。
開発に使えるフレームワークや、どんな人材をどのように使うかなどのテクニック的な部分もかなり紹介されているのですが、個人的に今回読んでためになったのは圧倒的に心構えの部分でした。
外部向けのサービスじゃなかったということで具体的なテクニックはバッチリはまらなかったというのはあるかもしれないですね。
もしちゃんと利益を出すのが目的の製品開発のためであれば、チームの扱いからステークホルダーの扱いにまで気を使った、かなり死角のない内容になっていると思います。
正直1回読んで消化しきれるような内容ではなかったので、今後の人生で何度も目を通して飲み込んでいくタイプの本なんだろうと思いつつ、今回この本書からインスパイアされて実践した部分を紹介していこうと思います!
何をするかは決めないといけないが、どうやってやるかは決めてはいけない
まぁ諸々のテクニックもフムフムって思いながら読んでいたわけですが、結局響いたのはすっごいシンプルな部分だった。
それは何をするかは決めないといけないが、どうやってやるかは決めてはいけないというもの。
これが一番実践楽だったから試すことができたというのもあるのですが、上記の内容を実践すると、チームのメンバーは驚くべき工夫で仕事をこなしてくれるという言葉を信じてやってみました。
結構究極の放任主義だと思います。正直実践してみて途中で不安になるくらい任せてみました。
職務放棄って思われたらどうしよう!?それが原因でメンバーのモチベーションとか失われたらどうしよう、、、!!とかめっちゃ思いました。
しかし、そんなもん杞憂でしたね。笑
笑っちゃうくらい素晴らしい仕上がりになっていました。最後までモチベーションが下がっている感じもないし、一人ひとりがユーザーのことを意識して作ることができるようになるので、成長が垣間見れてこちらも楽しかったですね〜。
マジだった!この言葉マジだった!
一応、僕が実際ににやったことは3つ。
- なぜこのサービスを作るかという目的を伝える
- 迷った時はユーザーの気持ちでどれが一番いいかを考えて行動するという方針を決定
- 技術的に困ったことがあったら相談乗りますという当たり前の声がけ
最初は細かい仕様の確認なども合ったのですが、上の3点を伝えた瞬間相談以外がピタリと止み、自立した行動を取るように…
そして自分で考えて動くメンバーが集まった時の生産性の偉大さを知りました。
僕は正直、自分で把握していないと色々心配になってきちゃうタイプなのですが、一度我慢して思いっきり任せてみる勇気の大事さを学んだ気がしました。
そして、その知恵を与えてくれた本書に感謝!
これからマネジメントをする経験が増えれば増えるほど、自分の血となり肉となりそうな、そんな内容の本でした!
プロダクトマネジメントについて学びたいという人は手元に置いておくと、重宝する一冊になると思うのでおすすめです!(あ、業界はかなりITに特化しています)
今回はお試しマネジメントでしたが、本格的にマネジメントを学ぶの面白そうだな〜という気持ちも味わえたのでめでたしめでたし。
以上、いっとくでした!
おしまい
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